亀井戸(亀戸)に藤を見に行くひとの前に若衆の姿に化けて現われて同道をして、お酒やごはんをごちそうしてもらったという化け狐。
☆ 莱莉垣桜文 附註 元禄ごろの落語によくある狐のはなしの型で、満足して帰って来た狐がほかの狐たちに「それは大変だ、きっと食べさせられたごちそうは馬の糞とかだったに違いないぞ」と言われるのが結末。「おうじのきつね」の古い型のものです。
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