俺の想い出格納庫　愛ある暴言　上には上が

　ちょっと前のハナシだが、俺(-_-)y-~は結構恥ずかしい失敗をした。
　ただ、ネタ的にはちょっと笑えるかも？と思ったので、友達のＨさんに話そうとしたら

「わたしも恥ずかしい失敗したんだよ！」

…と、ホントに恥ずかしいのか？と訊き返したくなる程元気に切り返された。

　ある日、Ｈさんは郵便受けを見るために部屋を出た。郵便受けは玄関のすぐそば。ちょっと身を乗り出せばすぐ見られる位置にある。まあ、それが恥の要因にもなるのだが。
　で、何通か届いてた郵便物を取り出したその時、

ギィ～…バタン！

と、扉が閉まる音。まあ、オチは大体想像つくかと思うが、その扉はオートロック。

　で、Ｈさんは郵便物を取りに行っただけなので、当然ながら鍵も財布も携帯も全て閉ざされた部屋の中。

　とりあえず、同じアパートの住人に助けを求めるが、留守ばっかり。

　中には人が居そうな部屋もあったのだが、宗教や悪徳商法と思われたのか居留守を使われる始末。

　途方に暮れるＨさん。たまたま外壁に貼ってあった管理会社の電話番号を必死で暗記し、公衆電話へと走る。「携帯があればすぐ掛けられるのに」と思いつつ公衆電話に辿り着くが、財布も部屋の中だったことを思い出す。

　ますます途方に暮れるＨさん。近所の店に駆け込み、電話を借りる。必死で暗記した管理会社の電話番号をダイヤル。しかし、電話に出た担当者は「火災・ガス等の緊急じゃないと……」と、冷たい対応。

　Ｈさんは咄嗟に機転を利かせて

「部屋のストーブ点けっぱなしなの！
　放っておいたら火事になるけど、イイの？」

と叫んだ。つまり無理矢理緊急事態に仕立て上げたのだ。まあ、Ｈさんにとっては、自分の部屋に入られない事自体が立派な緊急事態なのですが。

　まあ、そんなこんなで約１時間後に無事に自分の部屋へと戻る事ができたＨさん。
　自分が締め出される直前と何も変わらない、妙に生活感が溢れる自分の部屋を見て心底ホッとしたそうです。よかったね♪

　で、Ｈさんの暴言。俺(-_-)y-~が「今のハナシ、俺(-_-)y-~のサイトに載せてイイ？」って訊いたら

「ギャラはいくら貰えるの？」

だってさ。Ｈさん、あなたはいつから芸能人になったのですか？

　……え？俺(-_-)y-~の恥ずかしい失敗は何かって？

　恥ずかしすぎて書けません。