最終更新日:2005.04.22
大人になんか、なりたくない! |
無礼な男 |
俺(-_-)y-~が通ってた大学は、卒業年次となると何かと忙しく、時期によっては遊んでる暇すらない事もあった。まあ、今思えば社会人の忙しさとは比べ物にならない程甘い状態だったのだが、それでも当時は連日夜中まで続いた卒論作業に悲鳴を上げてたモノである。 それでも、多少の現実逃避なら許される。多少なら。我々はそれを目一杯拡大解釈して、毎日「現実逃避」と称しては麻雀やパソコンゲームに明け暮れていた。 その日も我々は卒論そっちのけで麻雀に興じていた。 メンバーは俺(-_-)y-~・I田・他一名、それと今回の問題児・O泉。 ゼミ室に常備されてた麻雀牌と麻雀卓をセットし、延々と繰り返されるゲームと歓声。まったく、とんだバチ当たり者の集団である。 そこへやって来たのは、我らが担当教官・Y組長。 部屋へ入ってくるなり、いきなり大声を張りあげる組長。 「何やってるんだお前達は!勉強もしないで! まったく!!(←組長の口癖)」 Y組長の怒りはそれだけでは収まらず、何と麻雀卓を傾けて、牌を薙ぎ倒してしまったのだ。ジャラジャラと音を立てながら床へと零れ落ちる牌の山。 普通の感性の持ち主なら、ここで謝罪の言葉でも述べて、麻雀道具を片付けて本来業務(卒論)に戻るのだろうが、そこは常識知らずの我々Y組構成員。 俺(-_-)y-~なんかはY組長に向かって 「何するんですか!(笑) あ〜あ、組長御乱心か…(笑)」 …と、暴言を吐きまくる始末。 問題児・O泉の発言は、もっと酷かった。 「あ〜!組長!!オレのハネ満!!!」 O泉の自己申告によると、どうやら門前混一色・役牌・懸賞牌を絡めた確定ハネ満をテンパイしていたらしく、本気で悔しがってた。 我々の強烈な無反省かつ無礼な言動に、Y組長は心底呆れてしまったらしく、それ以上は何も言わずに部屋から出て行ってしまった。 Y組長の後姿を見届けた我々が即座に麻雀を再開したのは言うまでもない。 |