俺の想い出格納庫


最終更新日:2005.06.23

大人になんか、なりたくない!
冷酷な男
 
 
 
 大学時代の担当教官・Y組長。その詳しい実体は無礼な男に書いたが、なかなか短気且つ冷酷な方である。そんなY組長が俺(-_-)y-~に言い放った冷酷な一言を、此処に書き記しておく。




 時は俺(-_-)y-~が大学5年生(笑)の秋頃。卒業論文を書いたり、その下資料を作ったりと、何かと忙しい時期である。そんな折、仕事の都合でたまたま近所に住んでた従兄から「おばあちゃんの御見舞に行こう」と電話が入った。

 以前より体調が思わしくなく、入退院を繰り返してた母方の祖母。その時点で俺(-_-)y-~自身は祖母の病状については詳しく聞いてなかったが、従兄がそんな誘いを俺(-_-)y-~に掛けてくると云う事は、今思えば、もう先は長くない事を意味してたのだろう。

 気になってオフクロに電話してみると、「是非(御見舞に)来て欲しい」との事。忙しい時期ではあったけど、これは忙しさを押してでも行かねばならない。俺(-_-)y-~はそう思った。


 さて、翌日。
 担当教官・Y組長に休みを取る事を伝えに行くと、Y組長は冷酷に言い放った。



 「この忙しい時期に、何言ってんだ!しかも、まだ死んでないんだろ?

  死んでから行け!!

  まったく!!」(←Y組長の口癖)



 今もガキだが、当時はもっとガキだった俺(-_-)y-~は、この冷酷且つ残虐な言葉に唖然とし、それ以上Y組長とは目も合わさずに大学を後にした。




 そして御見舞に行った数日後、祖母は静かに息を引き取った。あの時、Y組長の指示に従って卒業研究を続けてたら、俺(-_-)y-~は旅立つ直前の祖母と話す事が出来ずに終わっていただろう。



 今もガキだが、当時はもっとガキだった俺(-_-)y-~は、あの冷酷且つ残虐な言葉を言い放ったY組長に、有無も言わさずこう言って大学を後にした。


 「死んだから、行ってきます」
 

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