俺の想い出格納庫


最終更新日:2003.07.22

ラーメン大好き!!
 
こだわりの一品
 
 

 ラーメン本なんかを読むと、各店の「こだわり」を事細かく紹介してる例が多い。
 その内容は、麺・スープ・タレ・具材等の「材料」であったり、仕込みに掛ける「時間」であったり、一日に出す「数(一日○食限定!とか)」であったり…と、その内容は様々である。


 そして、店内に入ると、その「こだわり」が随所に感じられる店が、これまた多い。
 例えば、テーブル・内装・BGMを工夫した「女性一人でも入れる雰囲気作り」とか。


 一番解りやすいのは、店内随所に書かれた能書きである。上に書いたような事が壁やメニューの裏に堂々と書かれてたりする。



 このテの店の「こだわり」が「自己満足」で終わってる確率は大体50%程度だろうか。気のせいかも知れないけど、(例え「こだわり」を発表してたとしても)控えめな店の方がウマい気がする。あくまで俺(-_-)y-~の主観ですが。





 さて、行ってまいりました。I田さん御推奨のマズい店


 我々が食べ物(特にラーメン)のウマいマズいを判断する基準に、「頓挫したラーメンツアー」で行った店がよく引き合いに出される。今回も、俺(-_-)y-~はI田に「あの店と比べたら、どうなの?」と訊いてみたが、冷静に考えたら、あの店よりマズいワケが無い。事実、I田も速攻で「あの店と比べる事自体がオカシイだろ!」と言ってました。



 さて、店内の雰囲気だが、喫茶店みたいな内装。おそらく女性一人でも入れる事を意識したと思われる。

 店内の壁やメニューの裏に能書きは書かれてない。余程自信があると見た。

 若そうな店主らしき男と、もっと若そうな見習らしき男が厨房に居る。どちらも不機嫌そうな顔。一体何が不満なのだろうか?注文取り専門の女は、ハキハキとしてて良い感じ。


 ここまでは、まあ良くある新規店のソレである。さて、本題のラーメンは??










 ………










 ……何?コレ。




 運ばれてきたラーメンは、無言の能書きがテンコ盛り。


 どろ〜〜〜っとした「(自称)こだわりのスープとタレ」

 バリバリの硬焼きそばみたいな「(自称)こだわって選んだ麺」

 脂身だらけの「(自称)こだわりチャーシュー」



 …どの「こだわり」も、押し付けがましい自己満足に終わってる。



 極めつけは餃子。「柚子胡椒」で味わえと来たモンだ。

 もう、こだわりという名の暴走は止まらない。

 素直に酢醤油を寄越せってんだよ!!



 どうしようもなく笑えたのが、丼の底に書かれた店名
 アレか?汁を飲み干した人だけ見る事が出来る有難い経文なのか?



 俺(-_-)y-~は飲み干してないよ。あんなマズい汁なんて。
 何で知ってるかって?I田が喰った冷し担々麺の器の底にも店名が書かれてて、まさかと思って自分の丼を傾けて見たのさ。




 …店主に告ぐ。

こだわる前に味見しろ!!

「ラーメン大好き!!」の前で並ぼう。
料理で迷った時は初心へ帰ろう(つまりトップページへ帰ろう)