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過去世の記憶

この2日前、彼女と電話で少し話しました。

彼女は、自分には霊感は全く無いし、
そのような体験も無いと話していました。

「そういう普通の人間でも、内同士の対話ができるのか」
という不安があったようです。

ここから、前回の続きです。

彼女が過去世の記憶を思い出したときのことです。

突然、どんが悲鳴のような歓喜の声をあげ、
彼女に抱きつきました。号泣状態でした。

気がついたときには、もう抱きついていました。
気がついたときには、もう大声で泣きじゃくりながら
異言で何かわけの分からない言葉で話していたのです。

驚きましたねー!(苦笑)

こんなことは生まれて初めてです。
間違いなく、初めてです!

この状況は…

赤ん坊が大声で、おもいっきり泣きながら、
母親にしがみついている。
という状況を想像して頂けば分かりやすいと思います。

今は、こうして、その時のことを思い出しながら
冷静になって書いていますが、その時は、自分でも、

「何がどうなっているのか…」
「自分が何をしているのか…」

気がついたら、彼女の肩で涙を拭いていました。
彼女も少し泣いていたようです。

ほんの数分間だったと思います。
どんは何を話したのか覚えていません。

異言で話しても、必要なものは日本語に翻訳されて
聞こえてきます。でも、この時は、それがありませんでした。
そんな余裕は全然なかったんですね。(笑)

彼女が、どんと同じ過去世での共通の記憶を
取り戻したことだけは、何となく想像できました。
しかし、まだ、彼女の表面では自覚してはいないようです。

その時、どんの内からは…

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彼女は、過去世の記憶として、
自分の恋人だった人が、目の前にいることに気がついた。
…とのことです。

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これは、どんの受け取ったものです。

ですが…

彼女には迷惑でしょうね。きっと…(大笑)

ただ、これを書いていても、この話になると、
身震いし、涙が溢れてくるんです。
ですから、その可能性は…、あるかも…
…と、勝手に思っています。(苦笑)

しかし、彼女には、次のような…、嘘をつきました。

この状況は、オリンピックのバレーボールの決勝戦で、
チームが金メダルを取った、その瞬間、皆が抱き合って、
感激し、涙を流して喜び、恥ずかしさは何処かに行ってしまい、
ただ自分に素直になっている状態。それと同じようなもの…

という説明に変えました。(苦笑)

でも…

その嘘の方が、実は、本当かも知れません。
どんと彼女は、バレーボールチームの仲間のような、
「単なる仲間」 だったかも知れないからです。(笑)

前回、「生活訓」 を一緒に唱えたことを話しました。
その時の状況も、これと似ていました。

その時は…

彼女の頭は、どんの肩に寄りかけてもらい、
どんは彼女をしっかり抱きしめてから、
こう言います。

「もう分かっているから、そのまま口に出して…」

すると、どんと彼女は、全く同じ言葉を同じ調子で
唱え始めたのです。息を吸うところも同じでした。

途中、少しだけ、どんだけが早口で唱えるところがありますが、
それが終わると、待っていたかのように、再び彼女は、
どんと一緒に同じように唱え始めるのです。

この意味は、後になって分かりました。

みなさんは、キリスト教の祈りの場面を想像してみてください。
神父または牧師さんだけが、長い祈りの間に、少しだけ何かを
唱え、それが終わると、再び信者の人達が一緒に唱え始めます。

この状況と同じようなものだと思いました。

すると…

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どんは、過去世では 「精神修養の会」 というような集まりに
参加していて、そこの指導者の一人だったかも知れません。
すると、彼女も、そこにいたことになります。

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我々2人は、公園の小道の脇にあったベンチに座って話して
いたのですが、その日は休日のため、夫婦や、恋人同士らしい
カップル、家族づれなどが、2人の近くを歩いていました。

あの異常な瞬間を、彼等に見られたかもしれません。(笑)

でも、そんなことに気を配る余裕など、
全然ありませんでした。(笑)

あの場面を客観的に他人の目で、
つまり、彼等のような目で我々を見たら、
きっと、こういうものだったと思います。

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頭の薄い50過ぎのオジサンと、20代の女性とが抱き合って
泣いているのは…

あの2人は不倫関係…?

別れ話をしているのかなー?

それにしても、真昼間の公園で、しかも人通りもあるんだから…
適当な場所じゃないよね!…?

それにしても、あんな大声で泣くなんて!…?
しかも、男の方がね…

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このような 「異常状態」 だけを話題にしてはいけませんね!(笑)

こういうことは、彼女と一緒だった5時間半のうちの、
ほんの数分でしかなかったことを強調したいと思います。(笑)

また、この状態が過ぎれば、まったくの 「赤の他人」 です。
お互いに苦笑し、「あれは…何だったの???」 というような
極普通の正常な状態に簡単に戻ってしまいます。
このことも強調しておきますね!(苦笑)

それに、それをキッカケにして恋愛に発展する可能性も
ないことも、念のために付け加えます。(大笑)
それは、我々には必要な、単なる 「お芝居」 だったんですからね。

話を戻します。

彼女のおかげで、
どんの過去世での状況が少しずつ分かってきました。

どんは、若い頃からそうでしたが、
妙に、偉そうに説教ぶるところがありました。(苦笑)

それは、政治、経済、教育論、人間論というようなものでした。
14年前に、精神世界に触れたときからは、心霊の話が多くなり、
地上的なことは少なくなってきます。

主に、本からの知識からの受け売りがほとんどでしたが、
段々と、どの本にも書いてないようなことも言い出すように
なってきました。

そのうち…

集めた知識や、自分独自だと思っているものではなく、

「本来の自分とは何か?」
その自分こそが、真理、神理そのものなのではないか?」

そして…

「知識は、気づきのためには役には立つが、
それは道具に過ぎない」

ということに気がつきます。

すると…

「道具だけでは何もできない、
それに、それらの道具が実用に耐えるものなのか?」

という疑問が出てきます。

そして、この疑問の答えが、ようやく分かってきました。

「全ては、自分の内にあり、それはとても確実で、
とても安定した、本来の自分に違いない。
それに素直になって、感じるままに、
ただ、感じるままに、体が動くままに生きればいい…」

そういう結論になりました。

そうなると、今まであった不安や悩みは急激に減ってきて、
堂々と自信を持って暮らせるようになってきました。
また、家族や他人にも優しくなれてきたようにも思います。(苦笑)

「そうだったんだ!!」

「道具を外に求めていたが、実は、それは内にあったんだ!」

「こんな簡単なことに、どうして今まで気がつかなかったのか…」

このような過程を経て、ようやく、内の重要性に気がつきました。
しかし、これと似たような話は、世の中には一杯あります。

どんも、それらは知識として大量に取り込んでいました。
でも、それは、理屈だけでしかなかったんですね。(苦笑)

ある日、精神世界をよく理解している人達と話しているとき…

「もし、自分に何かできることがあれば、
この自分を、どうにでも使ってみてください…」

というような、祈りでもなく、お願いとも違う、
気持ちのいい想いが、自然に湧いてきました。

それは、自分でも信じられないような、
ほんとに素直な人間になれたときでした。

そのとき、どんの口から、わけの分からない、
誰にも理解できないような外国語が出てきたのです。

初めのうちは、発音は不明瞭でしたが、
数ヶ月の間に、少しずつ明瞭な言葉になってきました。
それは中国語のようなものでした。
そして、それは4種類あることも分かりました。

異言での歌が出るようにもなってきました。
それが、即興の歌であることに気がついたのは、
かなり後になってからです。

この霊現象について…

自分は、これに、どう対応したらいいのか…
人は、これを信じてくれるだろうか…
家族には何て説明すればいいのか…

こんな状態が一年以上も続きます。
うちの奥さんに打ち明けるまでに、一年半もかかりました。(笑)

さて…、話を戻します。

彼女は、父親に冷たくされた、その原因は、
父親は、跡取りとしての男の子が欲しかったのに、
女の子が産まれてしまったためだと話していました。

しかし…

それは、彼の表面的な想いでしかなく、
その裏側には、前回、書いたような背景があったと思われます。

どんは、このように感じてはいますが、
それが真実かどうかは分かりません。
当然ですが、何の証拠もありません。

彼女は、母親のことについても話してくれました。

母親は、姉ばかり可愛がっていて、
自分は、あまりかまってもらえなかった。
そういうような内容でした。

これを聞いたらすぐ…

どんは彼女の手を両手でしっかり握り、
自分のひざに押し付け、泣きながら話し始めました。
この時の自分は、彼女の内の想いを、そのまま演じたようです。

その内容です。

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父親が、彼女に冷たく当たるために、
母親は彼女をかばって、とても優しくしてくれました。
それは、とても嬉しいことでした。
また、大きな救いにもなっていました。

しかし、その後、母親が姉ばかり可愛がって
いるように感じてしまいます。
そう感じた理由は、次のようなものです。

母親が父親の冷たさから守ってくれたのですが、
その喜びがとても大きいために母親に甘えてしまいます。
しかし母親としては、姉も同じ我が子ですから、
姉の方も、同じように可愛がっていました。

その姿だけをみて、母は自分より姉を可愛がっている。
そう誤解してしまったわけです。

父親との関係が正常なものであれば、
そういう誤解は生まれず、嫉妬心は出て来ないのですが、
彼女の場合は、極端に偏った扱いを父親から受けたため、
心が歪んでしまったのでした。

こういう状況について、一般的には…

父親の性格が捻くれているために、
子供が可愛そうな目にあってしまった。

…ということになります。

しかし、この原因は、前世、前前世からのものであって、
このような、一般的な見方からでは根本的な解決にはならない
とのことでした。

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彼女は、この話に特に反応を示しませんでしたが、
納得していたのかも知れません。

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人の個性は様々ですね。
でも、心の奥では皆が同じだと思います。

「神聖なるもの」 「絶対的なもの」 「宇宙的なもの」
「根源的なもの」 そういうようなものを、
誰もが 「共通な内の想い」 として感じていると思います。
これは、よく言われていることですね。

しかし、それは、確かなことであったとしても、
それを実感として感じている人は少ないようです。
どんも、その一人です。(笑)

どんが、この世界に触れたのは、
高橋信次さんの本が最初でした。

もう、だいぶ前に亡くなりましたが、
彼は、GLAという団体を作り活躍した人です。

彼の本は全部読みました。
特に 「人間釈迦」 の4冊は何度も読み返しました。

宗教書では、「偉大な・お釈迦様」 というように、
神のような存在として崇めていますが、
この本には、そういうものは全然ありませんでした。

「あくまでも人間の一人に過ぎない」 としています。
そこが、どんの好きなところです。彼だって人間ですからね!

また、彼の講演会のテープも全部聞きました。
過去世で縁のある人達が自然に集まり、彼に誘導されて
過去世の記憶を思い出す場面がたくさん出てきます。

その様子は、どんと彼女の場合と似ています。
どういうわけか、自分も、それを演じることになったわけです。(苦笑)

参考までに…

三宝出版
http://www.sampoh.co.jp/


「高橋信次」 幼小の頃から霊的体験を重ね、電子工学、物理、
天文、医学などを学び、人間の心と肉体の関わりを解き明かした。
さらに深い探究の結果、魂の転生輪廻を発見するに至る。
著書 『心の原点』 『人間・釈迦』 他。

GLAという団体への参加を奨めるわけではありません。
念のため…。

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(続きます)


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