トップレイとの対話

20 エーイとの対話・あらすじ
21 女海賊 エーイ 22 車椅子
23 過去世24 思い出25 単純な仕組26 …その後…


21 女海賊 エーイ



昨日、初めて 「内と内との対話」をした
ある女性と、この日も会うことになりました。

二日続けて会ったのは、「内と内との対話」では彼女が初めてです。
「内と内との対話の旅」 では、ちょうど20人目の人でした。

夕方の6時に、原宿の明治神宮の入口で待ち合わせます。
そこから、どんちゃんのワゴンで麻布の讃岐会館(香川県人会館)
へと向かいます。ここは彼女のお気に入りのところです。

どんちゃんは、長野県人ですから、道順は全く分かりません。
そこで、カーナビに讃岐会館の電話番号を入れましたら
数秒後には、そこまでの案内図が出てきました。
カーナビは便利なものですね!

ここで、ちょっと説明します。

「どんちゃん」は、表(表面意識)が中心の肉体を持つ人間です。
「どん」は、表の「どんちゃん」が、「背景」 と呼んでいる
内(潜在意識)の意識としての人間像です。

どんの想いは、表である、どんちゃんを通じて話されています。
少し混乱するかもしれませんが、特に 「どんちゃん」 と言わない限りは
全部が 「どん」のものだと思って頂いて間違いありません。

それでは、話を続けます。

讃岐会館に着いて、車を降りようとしたとき
その前までいた明治神宮の売店で買った絵葉書セットを
持って行くようにという 「内」(どん)からの指示を受けます。

店に入り、テーブルに座ってから、「これは、お遊び…」 と言って
絵葉書の入った封筒の上に、彼女の手を置いてもらいます。
そして、彼女に 「透視」を促しました。

「まだ… ちょっと無理かな…」 と感じて、
彼女の手の上に、どんちゃんの手を重ねて乗せます。
(もちろん、これは、どんからの指示です)
目を閉じた彼女は…

「巫女さん…、赤い鳥居…、舟…」 などと言いました。

そして、「・・・の花」 と言ったところで、
どんが、「うーん…、花には違いないが…」 と言うと、
彼女は、色々な花の名前を羅列し始めました。(笑)

どんが、「うーん、そういうふうじゃなくて…、まぁっ…、いいか…」
と言って、透視を終わらせます。その封筒を開けて見ますと、
「巫女さん」 「赤い鳥居」は当たっていました。
でも、赤い鳥居は色が落ちてしまって茶色になっていました。(笑)

彼女が、花の名前を沢山並べた理由が分かりました。
それは、色とりどりの花が咲いている花畑の写真だったからです。

どんが、「花には違いないが…」 とか、
「うーん、そういうふうじゃなくて…」 と言ったのですが、
この時になって、ようやく、その意味が分かりました。(笑)

いつもそうなんですが…
「そう言っている」 表の、どんちゃん(表面意識)では
実は、その意味は何も分かってはいないんです。
「表」 つまり、どんちゃんは全てを分かって言っているように
聞こえると思いますが、そうではないんです。(笑)

つまり、表(どんちゃん)から見れば…
「自分では全く分かっていなくて、口だけが勝手に話している」
というような感じです。
どんちゃんは、どんの代弁者に過ぎません。つまり…
内にいる背景の「どん」 の操り人形なんです。(笑)

参考までに…

口が自然に動くように、体が自然に動くことがよくあります。
その時は、その意味は全く分かりません。後になってから、
それが分かってくるのです。不思議ですが…、そうなんです。

ですから、封筒に入った葉書を持って店に行ったのも、
それを透視するように言ったことも、自分の表(表面意識)
つまり、どんちゃんの想いではありませんでした。

彼女には、初めての「透視」 体験だったようです。
実は、どんちゃんにとっても初めてだったんです。(笑)
不思議なことに、割に簡単に出来てしまいました。

でも、透視して見えていたのは彼女だけです。
こちらは、その様子を感じていた内(潜在意識)の想いを、
表の「言葉」に変換して、それを、どんちゃんの肉声として表現して
いただけですから、「透視」 という行為はしていないんです。(笑)

その絵葉を持って行くように指示された、その意味も分かりました。
この実験を、何かの目的のために、やらされる計画だったようです。

それだけでなく、彼女が花の「名前を羅列」 した、
その意味も、後になって分かることになります。

彼女が「舟」 と言ったのは、古い時代の船の屋根は、
屋形船の屋根の飾りのようになっていたものが多く、
絵葉書にあった建物の写真の屋根もそうでした。
彼女は、その形を感じて 「舟」 と解釈したのでした。

それは、彼女にとっては、当然の解釈だったことが、
これも、後で分かることになります。

二人で、そこの讃岐料理の店で夕食の「うどん」 を味わい、
そこの出入口を出たところで、彼女の目に、その入口の右側の
壁に飾ってある大漁旗のような大きな旗が目に入ります。

どんは、「これだ!」 と叫びます。
彼女の内を感じて、そう言ったわけです。
それは、南方の古い時代の船に掲げる旗のようなものでした。
讃岐(さぬき)は香川県ですが、何故か沖縄風に感じました。

彼女は今年、沖縄に行ったそうです。
南の島や海が大好きだと話していました。

また、うどんも大好きで、この店にはよく来ているそうです。
実は、どんも小さい頃は「うどん」 が大好きだったんです。
特に、夕飯の残りの「うどん」 を、翌日になってから、
しっかり煮込んで食べるのが大好きでした。

大旗の前で、彼女は着物の話を始めました。

その旗の絵柄から自分の着物について連想したようです。
着物の柄は、とても変わった絵柄のものだそうです。
その大旗のデザインと共通したものがあったのかも知れません。

また、着物は自分で働いたお金で買ったものでした。
普通の家では親が買ってくれるのですが、彼女の両親は、
そういうことは全くしてくれない人達だそうです。
「親に可愛がられた、という記憶が無い…」 とも言っていました。

どんが、彼女の内から感じたことを伝えます。

彼女の前世は沖縄で、その生では船に乗っていた。
当時の、着物は今の日本のものと少しは似ていたが、
もっと活動的なもので帯はとても幅の狭いものだった。
帯、というより、紐に近いものだった。

そのため、今生では、帯には特別な想いがあり、
幅の狭い帯(ベルト?)を一杯買い込んでいる。
特に、細かな網のように編んだものが好きだ。
それを人にもあげたが、まだ沢山残っている。

帯については、そのとおりのようでした。
しかし、前世が沖縄ということについては、
「何とも言えない…」というような表情でした。

我々は、外に出て振り返り、この建物を見上げます。
それは、建物の色を除けば琉球風のように見えました。

■「讃岐会館」に興味がある方 →「東京都港区三田1−11−9」

ここまでに、彼女が口にした断片的な言葉と
それと同時に伝わってくる内の想いについて説明していきます。

彼女は、沖縄のツアーで前世に知りあいだった男と再会しました。
その生では、彼女を襲い瀕死の重傷を負わせた男でした。
これは、彼女の前世の沖縄での、遠い遠い昔の出来事です。

食事のとき、ツアーの人達と一緒のテーブルに座ります。
すると、その彼と彼女の間にある皿が突然動き出しました。
その皿はピンク色で、動いたのは二人の前にあるものだけでした。
このときは、二人共、ほんとうに驚いたそうです。

しかし、テーブルの上の皿が動くことは、
彼等の前世では当たり前のことでした。

というのは…、彼等は舟に乗っていたからです。
船は波に揺られていますから、テーブルの皿が動くのは
当たり前のことです。極普通の日常の出来事でしかありません。

その時代を思い出すために、その現象が現われたのでした。
背景の「どん」は、表の「どんちゃん」 を通じて、そう説明しました。

彼との因縁については、もう少し後になってから、
この続きを書くことにします。

この話をしているとき、彼女が「胸が痛い…」 と言いました。
それは、彼が彼女の心臓を狙って突き刺した刀か槍のような鋭い
刃物が突き刺さったときの、そのときの記憶が出てきたためでした。

この話も、後になって補足されることになります。

我々二人は、車に乗り込みます。
どんちゃんのワゴン車には電動車椅子が乗っていました。
これは、二日前に埼玉県の、ある一級障がい者の方から
使わなくなった古いものを買ってきて乗せてあったものです。

彼女は病院に勤めていたとき、車椅子に囲まれた生活をしていました。
それが、たまらなく嫌だったそうです。
そのため、この時も、とても嫌な顔をしていました。

どんが言います。(表の、どんちゃんが、どんの代弁をします)

「これから、ある場所に行くけれど、その近くで車椅子に乗り換えて、
俺(どんちゃん) が、それを押して、その地点まで行くことになる…」

彼女は、またも嫌がりました。
しかし、それをしなければならないことも感じていたようでした。
どんがそう言ったのは、彼女の 「内の想いを映す鏡」 としてです。
つまり、言い換えれば、これは彼女が望んだことでした。

しかし、どういうわけか、どんちゃんも、とても躊躇していました。
「どうしようかなー……」 と、幾度もそう言っていました。
そういう言葉が出てくる、その意味は、表(どんちゃん)では分かりません。
理由は分かりませんが、それは、とても勇気がいることのようでした。

彼女が車椅子に乗ることを嫌った理由ですが、

彼が突き刺した刃物は彼女の心臓をそれ、
一命はとりとめましたが瀕死の重傷でした。
その後、体は回復せずに車椅子の生活になってしまいます。
その車椅子は、現代のものとはかなり違うものだと思われます。

しばらく迷った後、我々は、思い切って行くことにします。
「これが、きっと我々の運命なんだろう…」 という気持ちでした。
「怖いもの見たさ…」 というような想いもありました。(笑)

「いつもそうだけど…、これから先に何が起こるか分からない…
危険なことはないが、…ないとは思うが…… 行く?…?」
彼女は、「行くしかないでしょうね…」 というような表情でした。

これは、我々にとって、かなり辛いことのようです。
しかし、「どうして辛いのか、そんなにも勇気がいるものなのか…」
その理由は我々には分かりません。とにかく…、そんな感じでした。

しかし、奇妙なことに、そういう気持ちとは正反対の 「ワクワク!」
するような、とても暖かいものもあって、我々は それも感じていました。
恐れ、不安、それに不思議な期待感もあるという複雑な気持ちのまま、
とにかく、讃岐会館を出発します。

まず最初に、どんちゃんが現金を降ろしたいと言いますと、
彼女は、この近くに 「三和銀行」があると言い、そこに行きます。

この「サンワ」 というのが、後で重要な意味を持つことになります。
しかし、近くの三和銀行は日曜日の夜のためか閉まっていました。
彼女は、よくこの銀行を利用しているそうです。

しかし、ここで「三和銀行」の用事が終わりではなく
どんは、この後に、これについて何か計画をしていたようです。
「これは…、これでいいのだが…、まぁっ…」 と言っていました。

カーナビのスイッチを切ります。
ナビは、「表」の肉体の目から取入れる 「外からのもの」です。
とても便利なものですが、その時の我々には必要のないものでした。
隣にいる彼女の「内」から、行くべき場所が伝わって来るからです。

彼女の体のどこかに手に触れていれば、内の想いが伝わってきて、
間違いなく目的地まで行ける、ということを伝えられていたようです。

しかし、彼女の表では、そこが何処かは知りません。
もちろん、どんちゃん(表)にも、全く見当もつきません。(笑)

どんちゃんにとっては、そこは初めての場所です。
また、都内を車で走ることは大の苦手ですから
普通の状態なら、これは確実に避けたい行動でした。

しかし、そのあたりの道は知りつくしているかのように、
全く自在に、自信を持って走り回ることになります。
迷いが起こると、彼女の手や腕に触れればいいんです。

伝わってくることを実行することは、とっても簡単なことでした。
…というより、自然に体が動いて車を操縦してしまうんです。(笑)

途中、幾度も車を道路の端に停め、彼女から伝わることを、
彼女の鏡になっている 「どん」 が説明します。

車を停めて、じっくり話すことも、内(どん)からの指示のようでした。
このときの対話は
「内と内との対話」 です。

じっくり話す理由は、彼女の表で 「自分の内の想い」の中から、
その時に必要なものを、その状況に合わせた形で受け取るためです。
これには少し時間がかかりますから、車を停めて落ち着いてやる
必要があるわけです。

一挙に目的地に行くことはできないようでした。
彼女は、今回の地上での自分の体験と照らし合わせながら、
どんの説明(鏡の自分を観ること)に納得している様子でした。

それは、彼女の「内の想い」の鏡としての「どん」が、表のどんちゃんを
通じて、彼女自身を映し出したものであって、どんの想いではありません。

実は…、どんの想いも「必要なもの」 は入っていたのですが
これについては、もう少し先になってから説明します。

一気に目的地に行けない理由が、こちらにもあったようです。
「うーん…、どうしようかな…」 と幾度も言っていました。(苦笑)
これは、内の想いと、表のどんちゃんの想いとの、その落差が
そういう「迷い」 という状態を作っているのだそうです。(どんの説明)

現代は、内の想いを表でも感じることが難しい時代になっています。
しかし、そういう状況でも、内の想いは少しは伝わってきてはいます。

どんは、現代人に必要なこととして、
「それを表の想いとして、もう少し感じられるようになってほしい」
と言っています。ずっと昔の人間は、それが普通にできていたようです。

みなさんも、これを読み終わる頃までには、きっと、
内の想いを感じる必要性について理解されるものと思います。

「内と内との対話」 は、相手の人が、自分の本当の想いを
口に出し、「本来の自分」 を、表で感じることが目的です。

鏡役としての「どん」 は、相手の人が、それを感じやすいように、
表の「どんちゃん」 を通じて、その方向での「お手伝い」をします。

先ほどの、彼女との「透視実験」 は、そういうことを、
彼女に、分かりやすい形で知らせたものでした。
肉体の目で感じることが実生活の習慣となっているため、
どうしても、内側にも「目」 があることには気がつかないでいます。
*
ですから、誰もが、そういうことは出来るのです。
ただ、「想い」、「」 というものが、どんが説明しているような
ものであることに気がつかないために、単なる 「不思議な出来事」
としか受け取れないことになってしまうのです。

・これは、26 …その後… で説明しています)

もちろん、不思議な出来事についての説明は、他にも沢山あります。
しかし、ここでは、あくまでも 「どん流」のもので説明しています。

彼女が自分の内を感じ、それが口に出てきます。それについて、
内から伝わってくるものを 「どん」 が説明していきます。
できるだけ、その意味は「本人の口」 で語ってもらうことが大切です。

どんちゃんには、相手の言おうとしていることは何も分かりません。
あくまでも、相手の人か、どんの代弁者の 「どんちゃん」が口に
出すことで、その時点で初めて、その「想い」が、表の感覚として、
どんちゃんにも分かるのです。(笑)

そういう、彼女との「内と内との対話」を整理し、
短縮して、その概要を書いていきます。

沖縄での、その古い時代では…

彼女は、若い女性ばかりの女海賊団の指導者であったこと。
そして、その海賊団は、一人の裏切り者によって壊滅したこと。
また、その裏切り者は、彼女と今生でも縁を結んで接触していること。

このような話をしました。

二度目に、車を道の端に停めたときの様子です。

そこでは、どんも彼女と運命を共にした仲間であったことを話します。
どんは、その組織の参謀役でした。
(どんちゃんは、この発言に大変驚いています)

どんは彼女を慕い、彼女は、どんを特別に信頼してくれていました。
二人は、まるで恋人同士のような、とても良好な関係だったそうです。
もちろん、その時代の、どんちゃんは女です。(笑)

参謀役は他にもいましたが、二人は特に信頼しあっていたようです。
しかし、お互いに、とても大きな欠点がありましたが、それをお互いに
補っていたようです。
彼女の、その時代の欠点については、後で説明することになります。

彼女は、「内と内との対話」 によって、
その時代の記憶が少しずつ甦ってきます。

我々が壊滅することになった、裏切り者の今生の姿を思い出しました。
それは、思い出すと言うより、
内との対話によって、「内から感じた」 というような感覚です。
彼女は、その人の写真を持ってきていました。

その写真の若い女性は黒猫を抱いています。
その猫は、彼女を襲った男の飼猫で、前記の、
沖縄旅行で一緒になった、あの彼の黒猫でした。

彼女は、写真の女性は、あまり好きではありませんでしたが
彼の猫が一緒に写っているので持っていると話していました。

説明・「内と内との対話の旅」の1ページ目で
「気になる写真があったら持参してください」 と書いています。


彼女が写真を撮ると、よく心霊写真になると話していました。
しかし、その写真は、そういうようなものには見えません。
しかし、どんは言います。

「これは、立派な心霊写真だよ…」
「どこが心霊なのか、分かる…?…指で差してみて…」

写真の女性の白い左腕まで行くと、どんが、「そこ!」 と言います。
その左腕には、血がにじみ出ているような斑点が幾つもありました。
その腕の位置を指定したのは彼女の内であって、どんではありません。

それに関連したことを、どんが説明します。

病院に勤めていたときに、気になっていた職場が何処か聞きます。
しばらく考えていて、「透析…」 と答えました。

透析は、血を循環させるための太い針を血管に刺しますが、
それは、彼女にとって大嫌いな仕事でした。

どんが、その理由について説明します。

その裏切り者を除いて、どんと彼女と仲間達は同じ方法で殺されます。
若い娘達でしたから、綺麗な死に方を望み、そうしてもらいました。
それは、首の血管を圧迫して逝く方法でした。

しかし彼女は、裏切り者だけには別な殺し方を頼みます。
敵対するグループの彼等は、それを受け入れ、それを実行します。

それは、裏切り者の手首の血管に穴を開けて、
そこから少しずつ血液を抜いていく方法でした。

写真の若い女性の左腕にある、4,5個の赤い斑点は
そのことを示すものでした。その人にとって、
それは自分の過去を知るために必要なものだったのです。

「それは、にじみ出てきて止まらない。という感じのものだよ…」
彼女は黙ったまま聞いていて、これには反応しませんでした。

今生で、その写真の若い女性は、いつも彼女に接近したがっていました。
しかし、彼女は、その人を、好きになれません。理由は分かりません。
でも、どういうわけか、どうしても好きになれませんでした。

そのため、今まで仕方なく付きあってきました。
しかし、その理由が、ここで分かったわけです。

つまり、彼女に近づいてきた 「裏切り者」 だった、その女性は、
今生での清算を望んで、彼女に接触したがっていたわけです。
しかし、その人の表では、まだ、そのことは気がついていないはずです。

このことは、その組織の指導者であった彼女にとっても
どうしても、今生で決着をつけなければならないことでもありました。
お互いに、この「不調和なカルマの清算」 が必要なようです。
具体的には「許しあう、癒しあう」 という形をとるものと思われます。

どんが言います。

「これから、その人が裏切り者だったという
その証拠が現われている場所に行く…」

彼女は驚いた様子でした。当然、それが何処かは分かりません。
どんちゃんには、なおさら分かりません。分かるはずもありません。
しかし、どんは、そう言ったのです。
表である、どんちゃんも、とても驚いていました!(笑)
*
どんちゃんとしては…

「こんなことを言って…、えーっ!…ほんとの話???

「もし、そうでなかったら、どうするつもりなのか…?」

自分でも、自分の口から出る言葉に疑問を持ってしまいます。
しかし、内の 「どん」 は、いつも堂々としていて、
いつも自信満々です。このときもそうでした。

ただ…、これも、いつものことですが…、
表の「どんちゃん」は、不信感が一杯で不安だらけでした。(苦笑)


20 エーイとの対話・あらすじ 21 女海賊 エーイ 22 車椅子