7●幼児のままで、いいのだ

2006/4/24

人として生きるときに、
人間としても生きることにはなる。

しかし、人を捨てるために、
人間になりたがるのは何故か?

彼は、そう言いました。

人を捨てるというのは・・・

個性を捨てたいかのような芝居をする。

個性を押し込むことで人間になろうとする。

個性を歪めるための嘘を自分に言い聞かせる。

個性を出すことを計算しながら、それを現そうとする。

・・・という意味です。

しかし、現代では、こうなっていくことが、大人になることで、
社会性を身に着けることと、されていますね。(笑)

しかし、当時は、まだ、そこまで崩れてはいませんでした。

これから、二つの話をします。

一つは、長い話です。
もう一つは、とっても短い話です。

人の想いの世界にある矛盾は、
表が内に従わないところから発生しています。

しかし、内は、いつも表に、内の真意を伝えてはいます。

そのため、表が、内から離れた動きをしていても、
いつも何かに引っ掛かっているような感覚でいます。

しかし、そういう状況ではあっても、
我々は、表の現実には従うことが、現実を生きる方法だと、
そう思い込んできました。

そのため、常に、内に嘘を言い続け、表の嘘は普通になり、
そのうち、その普通が異常になってきています。
我々は、もう、それを嫌というほど、味わっています。

内に嘘を言うことで、周りも、その嘘に合わせ、
そして、集団の表の意思は、嘘で統一されていきます。

当時、どんちゃんも、そうなりかけていました。

そして、その集団の一人として、その矛盾を愁いてもいました。
しかし、同時に、表の世界での小さな嘘は続けていました。

それは、ちょうど、
我々が幼児から大きくなっていくときに、
周りの状況に合わせ、嘘を覚えながら大人の社会に
同化しようとする姿と同じですね。(苦笑)

私達の本来の個性は、幼児期によく現れています。

大人や親にとって、大切なことは、
幼児に対して、いつも、幼児のままで、
そのままで、生かし、活かしていくことです。

これが、幼児を、表と内の落差の少ない大人に育てるための、
最良で、最善で、最高の方法です。

ところが、現代では、その逆ですね。(苦笑)

そのため、現実の嘘だらけの大人の世界で、
我々は、嘘ばかりの人間と化してしまいました。(大笑)

ここまでが、長い話です。

ここから、短い話です。

彼は言います。

幼児で生き、幼児のままを活かすだけでいい。
それが内の想いで、それが全てなのだ。
それ以外に何も必要はないのだ。

短い話が、終わりました。(笑)

♪どんちゃん・中国・WEB♪

6●7●8●

始めに戻る

このページを WEB検索で開いた方は、こちらへ!