1月8日 Paris 5e
ときどき顔を出す昆虫標本店が大通りに移転して、新装開店していた
これはその店から以前タダで貰ったダイコクコガネの干物。体長は35mmオーバーとデカい
これも糞虫の干物。これは17mmほどと小さいが、なかなか格好がよい
これはユーロミヤマの干物。34mmほどで、ギネス級?の小さな個体だ
並べると、真ん中のダイコクがとても大きく見える
1月9日 Fontainebleau
2005年の初採集。朝9時から2時間ほどの勝負だ
お、♂だ。幸先良し
次いで♀。腹部がオレンジ色だ。♀にしては大きな個体
ところが、次の♀は足と腹部の後端だけがオレンジ色
♂が出た。今日はなかなか好調
また♂。削り当てた瞬間は本当にきれいに見える
こんどは、腹部の黒い♀が出る。文字通り♀は色々だ。
次に、こんな色の小さな♀が出た。バリエーションか、羽化直後の変色過程か
さらに♂を追加して、2時間半で4♂♂4♀♀。自分としてはすこぶる上出来で満足
1月16日 Bois de Boulogne
冬のブローニュの森。ジョギングや犬の散歩など相変わらず人は多い
B pointのカシワは今も樹液を出していた
この朽ちた切り株は、掘り起こせばミヤマ幼虫でも出そうな雰囲気
ブナも生えているが、落ち枝にコルリの産卵痕はさすがに見つからない
1月23日 Paris 16e
ルアーケースに放っておいたコルリ幼虫が、何と干からびずに蛹化していた
1月30日 Fontainebleau
ガ〜ン、パリは雪なんか降ってなかったのに
しかも、ずいぶんと寒そうだ
雪で材を探すなんてできやしない。産卵痕も見つかりゃしない
材が凍っていて、固いの何の。こりゃ、だめだ
惨敗のうちに退散、退散
2月6日 Bois de Boulogne
今日も冬のブローニュの森を散策
カシワの切り株が掘り起こされていたが、食痕は見られず
材もあちらこちらで見られるが、パラレリすら結構見つからない
2月13日 Paris 16e
ルアーケースのコルリ蛹が10mmほどの小型の♂に羽化した
まだ腹部は濃く色づいておらず、まるで日本のコルリのようだ
3月28日 Fontainebleau
春が来た。久しぶりにコルリ採集へ。朝8時前に現地到着
お、幸先良し。
薄いメタリック色の♀。ところが、残念ながら死んでいた
これは、ビンゴな材だろう
ほらね。ところが、これも死んでいた。どうなってるの?
こんな材も出てくるのは幼虫ばかり。成虫はどこ?
幼虫は探せば直ぐ見つかるが、成虫はいない。おかしいな
陽気が良くなったので、成虫はもう一気に蛹室を出て行ったのかも
これはコメツキ幼虫にコルリ幼虫が食べられているところ
曇天からしばし日が差して、森もすっかり春の気配
ほら、早春の使者がいた。センチコガネは日本でも春先から見られる
ブナの朽ち木を崩すと、きれいな紫色の縁取りのオサムシが
おお、ここにも
ブナの新芽はまだまだ固い様子。でも、これからが楽しみ