4月3日 Fontainebleau
2週連続フォンテーヌブローへ。春の進行ぶりはどんなものだろう
さすがにブナの芽はまだ固いままだった
ならば材の様子を見よう。ところが相変わらず見つかるのは幼虫ばかり
お、ようやく成虫。生きているのか?
ほっ、生きていた。トウカイコルリに似た緑色だ。♂で緑色はめずらしい?
うーん、またまた幼虫地獄にハマる。まるまるとした3令が多い
よっしゃ、2頭目の成虫。また♂だけど、これは普通のブルーメタリック
しばらくして、また♂(ピンボケ)。ようやく3頭目
こういう空の蛹室が目立つ。成虫がいたんだろうなぁ
コルリの産卵痕の下に、脱出孔とおぼしき円い穴
これが脱出孔の断面。蛹室からしっかり脱け出ている
今日は快晴。ブナの森への春の訪れ
樹種不明の新芽も出ている。探したけれど、コルリは飛んでこない
今日の収穫の3♂。右が1頭目の緑色の個体
帰りがけのバルビゾンの村は、早春から春たけなわへ
4月10日 Bois de Boulogne
日曜の午後、パラレリ成虫材採を目的に、人で賑わうブローニュの森へ
すぐに格好の材が見つかる
ほら、パラレリの幼虫達がいた。成虫はいないかしらん
ポコっと蛹室が空いて、黒光りが見つかる
ピカピカの♀だ
こんどはこの材。この辺りは湿っている材が多く見つかる
すると、うん? 食痕が太いと思ったけれど・・・
ミヤマじゃん!? このサイズの幼虫を見るのはフランスに来て初めてだ
また、いた。地中の材じゃなくてもあっさり見つかるものなのか!?
ミヤマ@パリ産。飼育用具もないし、2頭ともリリース
また別の材。パラレリの♂も出しておきたいけど、これはまた♀
これはどうだ?
よしよし、極小個体だけど、♂も出てくれた
ミヤマ幼虫が見つかったのは、人通りの多い道から近い、開けた林の中
道から写したその林。こんなところにいるなんて、もしかしたらミヤマも普通種?
4月17日(早朝) Bois de Boulogne
先週ミヤマ幼虫が出た材。その下を掘ってみたが、固くてダメだった
すぐそばで、パラレリ材が見つかる。早速、♀が出た
これは♂♀ペアで越冬していたところか
別の材で♂。生態はコクワと似ているが、乾燥気味の材にはまずいない
4月17日(午前) Fontainebleau
天気が良かったので、家族でドライブ。ちょっといつもの森へ様子見
11:30amで気温は12度と低い。ブナの芽は全般的にまだ固かったが…
開き始めている新芽もある!
これにはちょっとドキッとさせられた。ジョウカイボンか(ピンボケ)
これから新芽がどんどん開いていきそうだ。さて、コルリは翔ぶのか?
4月23日 Bois de Boulogne
近場で昆虫観察。初めて見るチョウだ。ツマキチョウに似ている?
これはヒカゲチョウの仲間か。羽が欠けている
所かまわず、材さえあればやたらに見られるカメムシ(の幼虫?)
ナナホシテントウ・・・、あれ?ホシの数が足りない・・・
4月29日 Bois de Boulogne
海外出張から帰還。陽気に誘われて若葉のブローニュの森へ
最高気温が20度を超えるほど暖かくなっていて、ブナはどれも既に葉が全開
小さなハナムグリ(Valgus hemipterus)。ナラ材の中でよく出くわす
小さなコメツキムシ(ピンボケ)
小さなゾウムシ
色鮮やかな赤い甲虫。カミキリではなく、アカハネムシの一種らしい
体長は20mmに満たない
4月30日 Giverny
家族でパリ近郊のGivernyへドライブ。春爛漫の風景
Zephyrusらしきチョウの撮影は失敗。これはヒカゲチョウの仲間(Coenonympha pamphilus)
カミキリの一種かと思ったら、ジョウカイボンの一種のようだ(Cantharis rustica)