5月1日 Fontainebleau
好天の下、フォンテーヌブローへ。うわぁ、新芽が開いてしまっている
それでも新芽は少しは残っているようだ
ところが網で掬っても、何にも採れない。そもそもコルリが翔んでない
なーんにも翔んでないぞー
おお、開いた若葉の裏を齧っている甲虫を発見。コルリか?
そぉっと裏返すと…、ありゃりゃ
残念ながら、ヒゲが真っ直ぐの甲虫だ
2時間粘ってもコルリはいない。材を割ると幼虫だけは容易に見つかるが…
うーん、目障りって言ったら申し訳ないのだけど…
緑色の小さなゾウムシ。コルリは惨敗。時期が早いのか、そもそも難しいのか…
5月4日 Fontainebleau
休暇を取ってフォンテーヌブローへ。今日は天気が芳しくなく気温も低い
わずかに残るブナの新芽には何の虫の気配もなし
そもそもコルリが飛んでいる気配が全くといってない
落ち枝を見ればコルリが濃いことは間違いないと思うのだが…
ふと、こんなブナの立ち枯れを見つけて、近づいてみると…
根元にミヤマ♀の死骸が! ミヤマはここにもいるのか
しばらく歩くと、誰かが削った跡のような材を発見。パラレリ材に見えるが…
追い割りすると、やはりパラレリ♀
次いで、パラレリ♂。さすが普通種、コルリの林にもいるんだね
すると、その材の傍らの林床に、なんと、コルリ♂!!!
樹上や飛翔中でなく、林床で見つけるなんて!
緑陰でわりと薄暗くなっている道の脇だし…。材に隠れていた? 単なる偶然?
その後、樹上も林床も見ていたら、すぐ疲労困憊。この虫でほっと一息
ブローニュの森で見つけた、アカハネムシも見られた
ブナとカシワの若木の道。やはりコルリはどの若葉にもいないし、飛んでもいない
若葉には相変わらずハムシ?が見られるのみ…。コルリの季節は過ぎたのか、これからなのか?
5月7日 Bois de Boulogne
ブローニュの森の散策。気温は15-16度と低め。毒々しい色のハゴロモ
アカハネムシに似ているけど、一回り小さいし、頭部が赤い
これはアカハネムシ。注意深く見回ると、結構見つかる
モンシロショウは、ここでも最もふつうに見られるチョウだ
コフキコガネ。日本より茶色い。5月上旬に見られるとは、日本より早出のようだ
白い花につく小さな甲虫。ハナカミキリの一種かな?
5月15日 Fontainebleau
フォンテーヌブローの森へ。葉はほとんど全開のようだ
日が差してとても良さそうな具合だが、コルリは飛んでいない
ブナの葉や枝の上には、こんなのや
相変わらずこんなのばかり
新芽もわずかに残っているのだけれど、何も付いておらず飛んでもこない
本日最大の獲物。シロテンハナムグリより一回り小さい(ピンボケ御免)
仕方なく目を足元に。いつものセンチコガネが活発に動き回っている
いつものセンチコガネより小さくて紫色っぽいのも見つかる
おぉ、これは探していた、角のある糞虫(Typhoeus typhoeus ♂)
ふと、落ち枝を取り上げてみると…
裏になんと、藍緑色のコルリが貼りついていた!
大きめの♀だ(ピンボケ容赦) 待機していたのか、はたまた産卵か?
結局、コルリ新芽・樹上採集は見事に撃沈。採集が下手なだけか?
5月16日 Bois de Boulogne
本日は休日。天気が今ひとつだが、ブローニュの森で散策
葉の上に、赤と黒の虫が目立つ。これはナナホシテントウ
これはハゴロモ
そしてカメムシ。赤と黒は、鳥を寄せ付けないのか?
小さなハナカミキリ。今日は何とかまあまあ撮れたかな
ちょっとネタ集めに、パラレリ材割り。久々に大きめで良形の♂だ
腐朽の進んだ切り株を割ってみると、いきなり成虫
あとからあとから成虫ばかり続々と…
あっという間に佃煮状況。密集していたためか、小さめの個体ばかり
5月21日 Tama River/Komae, Kawasaki
一時帰国中、p氏・b氏とともにヒラタ探し。残念ながらコクワのみ
その後は、pk氏も交えて深夜の昆虫談義を楽しんだ
5月27日 Bois de Boulogne
出張から帰ると、パリは夏だった。これは日の暮れた22時の気温
Bポイントは早くも樹液がダラダラ状態。貴重なポイントだ
そのそばに、パラレリ♂。ミヤマが来てもおかしくないのだが・・・
Cポイントでは、パラレリの飛翔をはじめて目撃。これは降り立った直後
オオカミキリ(Grand capricorne)が数頭見られた。ミヤマもいずれ姿を現してほしい
5月28日 Bois de Boulogne
今日も暑い。ブローニュの森を昼間に散歩。アカスジカメムシの交尾
暑いせいか、虫影は薄い。それでもクモマツマキチョウがヒラヒラと飛んでいる
Bポイントの樹液には、よく見ると小さなケシキスイ?がついている
5月30日 Bois de Boulogne
今宵は13度と気温が低い。それでも小型のパラレリ♂が樹液に
寒いせいか、オオカミキリは洞で待機したままだった