2005年5月 採集画像日誌




5月1日  Fontainebleau

[道路標示] 好天の下、フォンテーヌブローへ。うわぁ、新芽が開いてしまっている

[ブナの芽] それでも新芽は少しは残っているようだ

[コルリ幼虫1] ところが網で掬っても、何にも採れない。そもそもコルリが翔んでない

[コルリ♂裏] なーんにも翔んでないぞー

[コルリ♂1] おお、開いた若葉の裏を齧っている甲虫を発見。コルリか?

[コルリ幼虫2] そぉっと裏返すと…、ありゃりゃ

[コルリ♂2] 残念ながら、ヒゲが真っ直ぐの甲虫だ

[コルリ♂3] 2時間粘ってもコルリはいない。材を割ると幼虫だけは容易に見つかるが…

[空の蛹室] うーん、目障りって言ったら申し訳ないのだけど…

[コルリの脱出孔] 緑色の小さなゾウムシ。コルリは惨敗。時期が早いのか、そもそも難しいのか…


5月4日  Fontainebleau

[新緑のフォンテーヌブローの森] 休暇を取ってフォンテーヌブローへ。今日は天気が芳しくなく気温も低い

[ブナの新芽] わずかに残るブナの新芽には何の虫の気配もなし

[新緑の林内] そもそもコルリが飛んでいる気配が全くといってない

[コルリの産卵痕] 落ち枝を見ればコルリが濃いことは間違いないと思うのだが…

[ブナの立ち枯れ] ふと、こんなブナの立ち枯れを見つけて、近づいてみると…

[ミヤマ♀の死骸] 根元にミヤマ♀の死骸が! ミヤマはここにもいるのか

[パラレリ材] しばらく歩くと、誰かが削った跡のような材を発見。パラレリ材に見えるが…

[パラレリ♀] 追い割りすると、やはりパラレリ♀

[パラレリ♂] 次いで、パラレリ♂。さすが普通種、コルリの林にもいるんだね

[林床で見つけたコルリ♂] すると、その材の傍らの林床に、なんと、コルリ♂!!!

[コルリ♂] 樹上や飛翔中でなく、林床で見つけるなんて!

[林内の歩道] 緑陰でわりと薄暗くなっている道の脇だし…。材に隠れていた? 単なる偶然?

[センチコガネ♂♀] その後、樹上も林床も見ていたら、すぐ疲労困憊。この虫でほっと一息

[アカハネムシ] ブローニュの森で見つけた、アカハネムシも見られた

[ブナとカシワの若木] ブナとカシワの若木の道。やはりコルリはどの若葉にもいないし、飛んでもいない

[新芽を齧るハムシ] 若葉には相変わらずハムシ?が見られるのみ…。コルリの季節は過ぎたのか、これからなのか?


5月7日  Bois de Boulogne

[ハゴロモ] ブローニュの森の散策。気温は15-16度と低め。毒々しい色のハゴロモ

[赤い甲虫] アカハネムシに似ているけど、一回り小さいし、頭部が赤い

[アカハネムシ] これはアカハネムシ。注意深く見回ると、結構見つかる

[モンシロチョウ] モンシロショウは、ここでも最もふつうに見られるチョウだ

[コフキコガネ] コフキコガネ。日本より茶色い。5月上旬に見られるとは、日本より早出のようだ

[ハナカミキリ?] 白い花につく小さな甲虫。ハナカミキリの一種かな?


5月15日  Fontainebleau

[葉が全開のフォンテーヌブローの森] フォンテーヌブローの森へ。葉はほとんど全開のようだ

[日当たりよし] 日が差してとても良さそうな具合だが、コルリは飛んでいない

[コメツキ] ブナの葉や枝の上には、こんなのや

[ハムシ?] 相変わらずこんなのばかり

[ブナの新芽] 新芽もわずかに残っているのだけれど、何も付いておらず飛んでもこない

[ハナムグリ] 本日最大の獲物。シロテンハナムグリより一回り小さい(ピンボケ御免)

[センチコガネ] 仕方なく目を足元に。いつものセンチコガネが活発に動き回っている

[センチコガネ大小] いつものセンチコガネより小さくて紫色っぽいのも見つかる

[角のあるセンチコガネ] おぉ、これは探していた、角のある糞虫(Typhoeus typhoeus ♂)

[落ち枝に貼りつくコルリ♀1] ふと、落ち枝を取り上げてみると…

[落ち枝に貼りつくコルリ♀2] 裏になんと、藍緑色のコルリが貼りついていた!

[コルリ♀] 大きめの♀だ(ピンボケ容赦) 待機していたのか、はたまた産卵か?

[新緑の道] 結局、コルリ新芽・樹上採集は見事に撃沈。採集が下手なだけか?


5月16日  Bois de Boulogne

[ブローニュの森] 本日は休日。天気が今ひとつだが、ブローニュの森で散策

[テントウムシ] 葉の上に、赤と黒の虫が目立つ。これはナナホシテントウ

[ハゴロモ] これはハゴロモ

[カメムシ] そしてカメムシ。赤と黒は、鳥を寄せ付けないのか?

[ハナカミキリ] 小さなハナカミキリ。今日は何とかまあまあ撮れたかな

[パラレリ♂♀] ちょっとネタ集めに、パラレリ材割り。久々に大きめで良形の♂だ

[切り株とパラレリ♀] 腐朽の進んだ切り株を割ってみると、いきなり成虫

[パラレリが続々と] あとからあとから成虫ばかり続々と…

[パラレリの佃煮] あっという間に佃煮状況。密集していたためか、小さめの個体ばかり


5月21日  Tama River/Komae, Kawasaki

[大顎の欠けたコクワ♂] 一時帰国中、p氏・b氏とともにヒラタ探し。残念ながらコクワのみ

[コクワ♂] その後は、pk氏も交えて深夜の昆虫談義を楽しんだ


5月27日  Bois de Boulogne

[夜の気温] 出張から帰ると、パリは夏だった。これは日の暮れた22時の気温

[カシワの樹液] Bポイントは早くも樹液がダラダラ状態。貴重なポイントだ

[パラレリ♂] そのそばに、パラレリ♂。ミヤマが来てもおかしくないのだが・・・

[パラレリ♀] Cポイントでは、パラレリの飛翔をはじめて目撃。これは降り立った直後

[オオカミキリ] オオカミキリ(Grand capricorne)が数頭見られた。ミヤマもいずれ姿を現してほしい


5月28日  Bois de Boulogne

[アカスジカメムシ] 今日も暑い。ブローニュの森を昼間に散歩。アカスジカメムシの交尾

[クモマツマキチョウ] 暑いせいか、虫影は薄い。それでもクモマツマキチョウがヒラヒラと飛んでいる

[樹液] Bポイントの樹液には、よく見ると小さなケシキスイ?がついている


5月30日  Bois de Boulogne

[パラレリ♂と樹液] 今宵は13度と気温が低い。それでも小型のパラレリ♂が樹液に

[オオカミキリの洞] 寒いせいか、オオカミキリは洞で待機したままだった