The Story of Green Pioneers from the Countryside Takefu


 
Records of our challenging lives, and suggestions for younger generations

武生26会
Takefu 26 Alumni Association
 注) この文集は平成17年(2005年)に刊行されたものです。  
 注) この電子版での幾つかの写真は、意識的にモザイクを    
  掛けて表示しておりますことをご了承ください。
  
  
武生26会とは? 目的は? 何を記録? 誰のために?
 武生26会とは、福井県武生市(現 越前市)にある武生第一中学校の、昭和26年度(第5回)の卒業生で構成された同窓会組織である。  この文集は、本会会員が近々古稀を迎えるにあたり、その記念として企画制作されたものであり、そこには無邪気な田舎の挑戦者たちの生き様が描かれている。  挑戦者として活躍してきたすべての会員と、支援者・理解者としてのその家族、ならびに後継者でかつ未来の挑戦者でもある武生第一中学校の後輩たちに、謹んでこの文集を捧げる。  


解説:挑戦者とは何か?
 
  この文集の主タイトル「無邪気な田舎の挑戦者たち」にある「無邪気」、「田舎」、「挑戦者」について、以下に解説する。

 まず「無邪気」とは、邪気のないこと、悪気のないこと。すなわち子供の頃の夢を失わず、心の清らかなさまをいう。昔の天真爛漫さそのままに、偽り飾らず、ときには心に思うままが言動に現われたりする。悪く言えば幼稚だが、憎めない幼稚のことである。
 

 「田舎」とは都会から離れた土地のこと。郷里、故郷の意味も持つ。ときには軽蔑の言葉としても使われ、田舎者には、やぼったい、洗練されていない者の意味がある。一方、自らを田舎者と称する場合には、たとえ洗練されていないとしても、無から出発して他とは一味違う経験をした自信のほどを暗に表現しており、そこには懐かしい古里を持つ者としての多少の優越感も含まれているようだ。

 さて「挑戦者」とは、困難で達成出来ないかも知れないことに果敢に挑む者の意。挑戦者という言葉にはいつも心地よい響きがある。人はすべからく挑戦者でありたいもの。そのための要件は次のようなものであろう。

 第一に、夢と勇気を持つことである。夢とは単なる理想ではなく、熱くなれる夢である。勇気とは、未知の分野に対してでも果敢に跳び込める気概のことをいう。

 第二に、知恵と知識を持つことである。自ら歩もうとする分野についての正しい知識を持ち、未来に向かっての確かな指針を持つことが重要となる。人生での
困難は、自らの腕を磨き、知恵を積み、心を静めて初めて克服できる。

 第三に、情熱と執念を持つことである。何にでも興味を持ち、かつ感動できるようであれば、他人の話に真剣に耳を傾け、積極的に自分の歩む道に取り入れることができる。また、自らが燃え、さらに周りを燃えさせることも重要。一緒に燃えてくれる協力者は挑戦者にとっての宝である。たとえ途中で失敗しても、10年の執念を持って再挑戦の機会を伺うことも重要となる。

 以上を要約すると、挑戦者とは、自分の分野の状況をきちんと把握し、その発展に尽きない興味を持ち、常に改革を目指して努力する人のことであろう。現状に安住しないで歩み続ける人のことのようだ。歩み続けるには自信と謙虚さの二面が必要である。自信がなければ前に進めないし、謙虚さがなければ正しい道を歩めない。その歩む姿や生活信条の中に、他人にはない精神的なたくましさと風格が隠されていて、そこに人は、真の挑戦者としての魅力を感じるもののようである。

 武生26会は、そのような無邪気な挑戦者の集団を目指しつつ、今日に至っている。