No.46
「おろかなる男」ありけり

― 老後に 喝! ―



山 岸  乗


山岸 乗(武高30会会員)
YAMAGISHI, Hakaru

 旧姓波多野。1952年武生国高中学校、1955年武生高等学校を卒業。1958年武生市に入庁、1997年武生市を退職。同年(社)武生市シルバー人材センター事務局長嘱託、1998年同嘱託離任。同年武生看護専門学校事務局長嘱託、2003年同嘱託離任。2004年(国)民生委員・児童委員、(鯖江市)在宅介護相談員・災害時要援護者支援協力員委嘱。2013年(国)民生委員・児童委員、(市)在宅介護相談員・災害時要援護者支援協力員離任。現在は趣味の絵画(洋画・日本画・パステル画)で「チャーチル会(CC)」に所属、「CC武生」の幹事に従事中。(福井県鯖江市在住)



― おろかなる男ありけり ―

● おろかなる男ありけり
    プライドを保つために節を曲げぬ男
    プライドを保つために節を売り渡す男
    プライドを保つために節をもたぬ男
    プライドの虚構なることを解ってない男
 
● おろかなる男ありけり
    己の身分と人格の分別ができぬ男
    己の身分と言葉の混合を知らぬ男
    己の身分と役割をわきまえぬ男
    己の身分に「ふさわしくないこと」を解ってない男
 
● おろかなる男ありけり
    待つことのできぬ男
    おびえ・うろたえる男
    抱擁をできない男
    大恩に気づかない(知らない)男
 
● おろかなる男ありけり
    針小・棒大なるを判別できぬ男
    天職の一大事を考えぬ男
    己の一大事を他人の一大事と混同する男
    己自身の心を知らない男
 
● おろかなる男ありけり
    人をけなして、己を浮かす男
    前をけなして、今を浮かす男
    苦労を挙げて、出来ない事をいう男
    労を出し惜しむ己を知らぬ男
 


   


― 老後に 『喝!』 ―


● ものわかりの良い好々爺(婆)になるな!
    若い者に気を使い、オドオドして、
    残り少ない余生を無駄にするな!
 
● 無駄使いを大いにやろう!金は貯めるな!
    老後を考え「年金生活者が金を使わなくなったから」
    と言うが、
    老人が老後を考えてどうする?
    今こそ老人は無駄金を使おう、金は貯めるな!
 
● 健康診断に行くな!
    八十年も生きていて、
    老いの病から逃げようなんて思うのは
    馬鹿げている。
    痛くも苦しみもないのに、
    若い者のなけなしの保険金を使うな!
 
● 『不逞老人』になろう!
    「ものわかりの悪い・金遣いの荒い」
    「生活は不摂生」
    そんな頑固な『不逞老人』になろう!