特 集
会員の著書と趣味の作品 E
小田貞夫 著
著書:「放送の20世紀−ラジオからテレビ、そして多メディアへ」、NHK出版、平成14年
越前市ふるさと大使
横浜市在住
著者はNHK勤務の晩年、20世紀の放送の発展を記録しようという総合放送史編纂プロジェクトに関わられた。しかし、2001年に完成した『20世紀放送史』は、上・下2巻+年表1巻という大部のものだったという。なるべく多くの人に読んでもらおうと、普及版として刊行されたのが本書である。
20世紀の基幹メディアになった放送について、「社会や文化との関連を明確にし、人々が放送をどう受け止めたかオーディエンスからみた放送の視点に立ち、放送に取り組んだ放送人の志や息遣いが見えてくる。そんな読み物を目指した」とのこと。「半世紀におよぶ私の放送人人生の、本書はいわば卒業論文」と自負されるが、「でも、あんまり売れなかったなぁ」とも述懐される。