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インターネットのなかった時代〜黎明記〜当サイト立ち上げを決意するまで

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〜インターネットのなかった時代〜黎明記〜当サイト立ち上げを決意するまで〜
ここではまず、僕自身がピアノに熱中していた時代、インターネットがない状況で何を考えながらピアノに向かっていたか、 そしてインターネット黎明期にピアノサイトを見て刺激を受けて、自分もホームページを持ちたいという思いを募らせて、 当サイト立ち上げを決意するに至るまでを詳しく述べたいと思います。

インターネットが一般的に普及し始めたのは1995年頃、Windows 95が巷に広まり始めたのがきっかけだったと思います。 当時は日中は接続時間に伴って接続料金が加算されていく方式で、夜間23時から翌日午前8時までは接続料が一定という 「テレホーダイ」というサービスが画期的で、当時大学院生だった僕は午後11時まで待って、時間が来ると「それつなげ」 と鼻息荒くパソコンに向かうという日々を送っていました。

インターネットで何を見て回るのか、やはり僕の場合、ピアノに関するサイトを見て回るのがメインでした。 ピアノ、ショパンについて自由に語っているホームページに見入っていると、夜が明けるのも忘れてしまうほどで、 ほとんど一睡もせずに眠い目をこすりながら翌日出かけることもありました。 ショパンのエチュードの難易度投票サイトや、大学に入ってからピアノサークルでバラード1番の華麗な演奏を間近で見て衝撃を受けて、 それをきっかけにピアノを始めてバラード・スケルツォ全曲を演奏してしまったという才気あふれる男子学生のサイト(バラスケ挑戦記という名前だったか) など大いに感銘を受けました。体育会系の難曲を扱ったピアノマニアのサイトも僕には刺激的でした。

インターネット黎明期とはいえ、ピアノ好きの人たちがこのような素晴らしいサイトを立ち上げ、 それぞれが思い思いにピアノに対する熱い思いを世界に発信し、末端の名もない僕たちがそれを読んで思い思いの感想を抱く・・・ 本当にすごい世の中になったものだと思いました。

原稿を書いて出版社に持って行って頭を下げて頼み込んでも、知名度抜群かカリスマ性のある著者ならともかく、 無名の著者の場合は、よほど内容が画期的で、かつ読者の興味を惹くような ものでないと販売部数は期待できないですし、OKは出ないですよね。 しかしインターネットはそのような敷居の高さがなく、皆、思い思いのことを書いて世界に自分の情報を発信できてしまうのですから、 これは本当に画期的だと思いました。 今の若い人たちはこの世の中が当たり前だと思っているかもしれませんが、 インターネットのない時代からインターネットが出現した時は、価値観が変わるほどの大きな衝撃を受けたものでした。

僕がピアノを学習していた時代・ピアノ一筋だった頃には、インターネットなどありませんでした。 ショパンのエチュードに集中的に取り組んでいて、各曲の難易度が気になってはいても、エチュードの各曲の難易度をランク付けしている書籍は皆無に等しく、 また周囲に僕に並ぶピアノ弾きは皆無で、周囲から得られる情報もありませんでした。 自分で弾いて「この曲は割と難しい」、「これはとんでもなく難しい」、「これは割と弾きやすい」などとランク付けしているにすぎませんでした。 そしてアシュケナージなどのCDを聴いて、「これは弾きにくそうにしているな、やっぱり難しいんだ」などと プロのピアニストの演奏も参考にして自分の「体感難易度」を確認する1つの材料にしているにすぎませんでした。

時代はさらにさかのぼりますが、中学2年生の夏頃、革命のエチュードが弾けるようになった頃、英雄ポロネーズを練習すればもう弾けるようになるのだろうか、と何度も思っていましたし、 その年の冬には、難易度Fの革命のエチュードが弾けるようになった今でも、木枯らしのエチュードが難しすぎて気がおかしくなりそうなんだけど、 それなら木枯らしのエチュードは全音ピアノピースで言うと難易度はFでは済まされない飛び抜けた難易度なのだろうか、 こんなとんでもなく難しい曲を発表会で弾けだなんて、無謀にもほどがあるよ、と半分泣きながらピアノに向かっていたものでした。 インターネットが普及した今、木枯らしのエチュードは革命のエチュードと比べものにならないほどの難易度の曲であることは、 誰でもググれば調べられますし、今の時代、某匿名巨大掲示板などでこのような間抜けな質問をすると、ググレカス(ggrks)などと 罵られる事態になりますが、曲のおおよその難易度(もちろん個人差はありますが、多くの人の感じる難易度)を調べれば分かるというのは、 若かりし頃の僕がピアノに現を抜かしていた時代には考えられなかったことでした。 今の時代は本当に恵まれていると思います。

当サイトでは、ショパンの各曲に僕自身が感じた「体感難易度」を付けていますが、 それは僕自身がピアノを勉強していた時代、熱中していた時代に考えていたことを思い出しながら、こんなサイトがあったら面白かっただろうな、 ためになっただろうな、と具体的にイメージした結果でした。

少し話が先走りしすぎましたが、インターネット黎明期に、僕はピアノサイトを見て歩き、 「ああ、俺にもホームページを作る技術があれば、この人たちと同じようにピアノについて世界に向かって情報発信できるのになあ・・・」とため息をつく日々が続きました。 ホームページにはそれぞれ作成者へのメールアドレスも載っていて、ピアノが好きな人たちからたくさんメールが送られてくるのかな、 ピアノが好きな人たちと熱く語り合えたら楽しいだろうな、 と思っていました。僕は自分からホームページ管理人にメールを送る勇気は全くなく掲示板に書き込みする勇気も出ない小心者で、 結局、アウトサイダーとして静観しているにすぎませんでしたが、ピアノについてインターネットで楽しく語り合いたいという思いが強くなっていました。 こうなると、答えはただ1つ、自分でホームページを立ち上げることです。 僕は自分からメールを送れない、掲示板に書き込みできない小心者ですが、自分で自分のホームページを立ち上げてしまえば、 メールを送ってきてくれた人、掲示板に書き込みしてくれた人に対して返信を書くという形でコミュニケーションを取ることができますし、 ピアノについて楽しく語り合いたいという僕自身の思いを実現することができます。

しかし、肝心のホームページの作り方を知らず、そうして日々は過ぎていきました。 ホームページを立ち上げたい思いは日に日に募り、ついに限界がやってきました。

そして2002年8月のお盆休み明けを迎えます。 ここに及んで、僕はやっと見よう見まねでホームページを作ろうと決心しました。

当サイトを立ち上げてYahoo! JAPAN登録に一発合格するまでの話については、次の章で説明します。

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