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インターネットは魑魅魍魎の世界

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〜インターネットは魑魅魍魎の世界〜
当サイトを立ち上げて4年以上が経過して起こった最大の掲示板事件、それは僕のインターネットに対する夢や希望を粉々に打ち砕くものでした。 管理人に対する礼儀も常識もない心無い言葉に怒りの拳を突き上げながらも、その怒りをぶつける相手が目の前にいないという インターネットでは当然の事実を再認識し、インターネットの問題点を嫌というほど思い知らされました。

僕はインターネットを始めるまでは、現実の会話でこんなに腹が立つ言葉にはそう滅多には出会いませんでした。 しかし実際に掲示板を始めると、特に某匿名巨大掲示板からの流入者は、僕に対して心無い言葉を容赦なく投げつけてくるのです。 この2つ、つまり現実の会話とインターネット上の会話と、一体何が違うのでしょうか? 最も大きな違いは相手が何者であるかを知らないこと、そして相手の顔が見えない(目の前に相手がいない)ことです。

相手の顔が見えないからこそ、そして自分の顔が相手に見えないからこそ、 誤解されないように慎重に言葉を選んで細心の注意を払って話さなければならない、だからインターネットは難しいと僕は考えていましたし今でも考えています。 僕が他のサイトの掲示板やブログに全く書き込みができない理由もそこにあります。 僕の発した言葉が僕の意図しない意味に解釈され、言葉が「一人歩き」してしまったら、 そしてそれが僕の意に反して相手を傷つける結果になってしまったら、 そしてその結果、掲示板が荒れてそのサイトの管理人さんに迷惑をかけてしまったら、と思うと、思い切って書き込む勇気がどうしても出ないわけです。 「管理人さんくらい常識的な人だったら、どんどん書き込んでくれてもいいのに」と考える人が大半だと思いますが、 僕自身がそのような慎重で臆病な性格なので、これは仕方がないことではあります。

現実の会話であれば、相手の顔や声のトーンからすぐに相手の気持ちの変化を察して、その場で発言を訂正することができます。 会話をキャッチボールに例えると、現実の会話では少々球が逸れても、相手が上手くキャッチしてくれて、大事には至らないわけですが、 インターネットではその人の投げたボールが一旦「投げっぱなし」になってしまい、 自分の発した言葉に対する相手の気持ちの変化が確認できず、そこにこそインターネットの難しさがあると思っていたわけです。 多くの常識ある人たちは僕と同じように考え、掲示板やメールに慎重で積極的になれない方が大半だと思うのですが、 実際にインターネットを続けていくと、目の前に相手がいない(相手の顔が見えない)という事実を「逆用」し、 面と向かっては到底言えないようなとんでもなく非常識で相手をひどく傷つける言葉を容赦なく投げつけてくるような、 僕たちとはおよそ正反対の人種がいることが分かりました。 おそらくこの類の人間は実際に相手(僕)を目の前にすれば何も言えない小心者で、僕の顔が見えず、しかも匿名性が担保されていて 自らの個人情報が僕に把握されないことが分かっているからこそ、このようなひどい言葉を平気で吐けるのだろうと思います。 これらを全てを法で取り締まるのは不可能で、インターネットというのは人間の性善説に立ち、利用者1人1人のモラルに依存している という事実を痛感させられました。

ところで、このサイトの訪問者の皆様は、管理人は表面上はサイトの更新、コンテンツ作成、掲示板への返信・管理などがホームページ運営の 主な活動とお考えだと思いますが、実はメールの返信を書くのもそれに匹敵するほど重要な作業でした。 実はこのサイトを立ち上げてから少なくとも数年間は、個人的にメールのやり取りをしていた人も複数いました。 そのほとんどは常識的で善良な方で、実際に会って僕自身の演奏を聴いてもらった方も複数いました。 しかしその一方で、とんでもない虚言癖の女性にも遭遇してしまいました。 最初は掲示板でのやりとりで、東大医学部卒の女医さんであることをこっそりと自己紹介していましたが、 後に自分の演奏を公開するホームページを立ち上げたとのことで、個人的に僕にメールを送ってくれました。 その演奏は透明で澄んだ音色と入念で繊細な表情付けが光る、世界的ピアニストの演奏と言ってもよいほどの天才的な演奏でした。 僕は東大理系の最難関の理学部物理学科出身ですが、それとて当然のことながら東大医学部(理V)には及ばず、 ましてやピアノ演奏もこの人の足元にも及ばない、しかも周囲からは美人女医さんと言われている、 僕はこの人に勝てるものは何もないではないか、と卑屈になったものでしたが、僕はこんなに素晴らしい女性とメール交換が続いていることに 無上の喜びを感じ、延々と1年半もメール交換を続け、携帯メールでのやりとりもしたほどでした。 実際に会う話も時々挙がっていましたが、相手は忙しい女医さんで毎回、何かと緊急の呼び出しや用事が入ってしまうようで、 ドタキャンの連続でした。その頃から一抹の不安はありましたが、4回目のドタキャンで、これはさすがにおかしいと強く疑い始めました。 日本で登録された医師名の検索サイトが厚生労働省で立ち上げられ管理されていますが、この人が自称する名前を入れても 医師名として出てこない、インターネットで検索しても学会発表の実績が全く出てこないことが分かり、 やはりそうだったのかと確信に至りました。おそらく名前も偽名でしょうし、ピアノ演奏も推して知るべしです。 性別や年齢ももしかしたら詐称している可能性もあると疑い、僕は夢から現実に引き戻され、長きに渡って続いたメール交換を終了しました。

そもそも僕はインターネット上で嘘の発言をするという発想自体がありませんし、また理解することができないです。 というのも嘘を言うことで自分が何の得にもならないからです。嘘をついて偽りの自分に関心を持ってくれた人が仮にいたとしても、 それは本当の自分でないわけで、ましてや本当の自分との乖離があると、現実に戻った時に虚しさを感じて落ち込んでしまい、 少しも楽しくないはずです。だから嘘の自分を作り上げている人は少ないと思っていましたし、 実際そのような人は少ないのだろうと思います。 しかし中には人の注意や関心を引くために嘘をつきまくる という「演技性パーソナリティ障害」という精神疾患があることを後に知り、この人はこの病気だったのではないかと考えています。

僕はこの女性を告訴・告発することも考えましたが、騙されていた僕自身にも当然責任はありましたし、 それに金銭など何らかの実害を被っているわけではないため、刑事訴追するには材料不足でした。 後もこの人はホームページを細々と続けていたようで、訪問者からは「素晴らしい演奏ですね」と絶賛されていましたが、 数年前にホームページを閉鎖したようです。さすがに訪問者たちもこの人の虚言を見破ったのではないかと思います。

インターネットというのは相手の顔が見えない、非常にバーチャルなコミュニケーションツールで、 これを悪用すれば人を騙すこともできる、面と向かってはいえないようなことも平気で言うこともできる、 そしてそのような人種が一定数いることを思い知り、ほとほと呆れ果てました。 インターネットはまさに化け物の棲む世界、もっと言ってしまえば、魑魅魍魎の世界ということを思い知らされたわけです。

僕はこの一件以来、メールフレンドという人を作らずに今に至っています。 インターネットも当時から急速な勢いで発達し、今ではfacebookやline、twitterなどのSNSも登場し、 バーチャルでのコミュニケーションも発達していますが、僕はこれらのツールは使わず現在に至っています。 インターネットはほどほどに、顔の見えない相手とのやりとりをすることはあっても、 インターネットはインターネットと割り切るようにしています。

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