00一橋大学(前期)の入試問題より
を正の定数とし、(X)=X 3 +3X 2 (X)=X 3 +3X 2 とする。直線は点P(p,(p))で
曲線 Y=(X)と接し,点Q(q,(q))で曲線 Y=(X)と接する。
(1)をpで表せ。
(2)直線と曲線 Y=(X)のP以外の交点をRとする。2たつの線分の長さの比 PQ:QR を求めよ。
 

解答例
(1) 直線はp,qを用いて Y=(3p 2 +6p)(X−p)+p 3 +3p 2
                   Y=(3q 2 +6q)(X−q)+q 3 +3q 2  と表せてこれが同一の直線なので、
           3p 2 +6p=3q 2 +6q ・・・[ア] かつ −2p 3 −3p 2 =−2q 3 −3q 2  ・・・[イ]
        [ア]より (p−q)(p+q+2)=0  題意より p≠q  だから  p+q+2=0
        よって c=2q 3 −2p 3 +3(q−p)(p+q)
              =2(−p−2) 3 −2p 3 −6(−2p−2)
              =−4p 3 −12p 2 -12p−4=−4(p+1) 3

(2) 点RのX座標は、
      方程式 X 3 +3X 2 =(3p 2 +6p)X−2p 3 −3p 2   の解の中で X≠p となるもの。
           (X−p) 2 (X+2p+3)=0  より RのX座標は −2p−3 となる。
       (この因数分解 は、X=pが重解 になることを利用 します。)
    よって、 PQ:QR=|p−q|:|q−(−2p−3)|=|2p+2|:|p+1|=2:1 
       (線分の長さを求めないで、各点のX座標を利用 します。)