ヒルドルブ

全高:35.3m/本体重量:220t

MSと平行して、地球侵攻作戦の要として開発、試作されていた大型戦闘車両。
「モビルタンク」にカテゴライズされる。

大口径30サンチ砲と核融合炉による高出力で、ほぼ無限の航続距離と、巨体に似合わぬ110km/hに及ぶ高速走行性能から、大きな期待がかけられていた。
砲頭部はMSのように立ち上げることが可能で、より高い位置からの目視、射撃が可能となるほか、対MSの接近戦闘にもある程度対応することができる。しかし、開戦前に不採用が決定しており、量産には至らなかった。試作された一機のみ、第603技術試験隊によって地上降下作戦時にアリゾナ付近で実用試験を行った。
開発当初からのテストパイロットであるデメジエール・ソンネン少佐が乗ったヒルドルブは、コムサイから投下され、作戦ポイントへ降下。連邦軍の61式戦車と鹵獲されたザクUJ型6機を撃破している。

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