12.虫族


妖虫
 虫の姿をした悪魔。人間の怨念が虫の形を取って現れたものもいる。

ウブ(Ubu)  出身地:日本
 佐渡島に出現する蜘蛛の妖怪。赤ん坊のような泣き声をあげて現れる。間引きされて山に捨てられた赤ん坊がウブになると伝えられている。

オキクムシ(Okiku-mushi)  出身地:日本
 お菊虫。無実の罪を着せられ、殺された娘の怨霊が妖怪化したもの。本来はジャコウアゲハの蛹のことだが、異様な朱色の斑点があることからこのような逸話が生まれた。

ゴッギー(Goggie)  出身地:イングランド
 正式にはオウド・ゴッギー(ゴッギー婆さんの意味)という名の巨大な毛虫の姿をした悪魔。果樹園などから果物を盗もうとする子どもの前に現れて捕まえてしまうとされている。子ども達に注意を促すために母親達が生み出した悪魔である。

パラサイト(Parasite)  出身地:オリジナル
 悪魔の体内に寄生する魔界の寄生虫。『真・女神転生if・・・』では、オカースと化した軽子坂高校校長の体内に寄生しており、パラサイトを倒すことによって校長は人間の姿に戻った。

ミルメコレオ(Myrmecoleo)  出身地:イスラエル
 ライオンの前半身に、アリの後半身を持った合成獣。ライオンの精子がアリの卵に受精して生まれた。半分は虫であるため、虫の食物を食べるのだが、ライオンの前半身が虫の食物を食べようとしないために餓死してしまうといわれている。ギリシア語訳された『旧約聖書』に登場するが、原典であるヘブライ語版の『旧約聖書』には記されておらず、誤訳から生まれた怪物である。

モスマン(Mothman)  出身地:USA?
 1960年代のアメリカ合衆国はウェストバージニア州に出現した巨大な蛾の化け物。2本足で歩き、音も立てずに空を飛ぶとされ、人間の生き血をすする。地球外の生命体ではないかとする説もある。

ヨーウィー(Yowie)  出身地:オーストラリア
 オーストラリアで目撃されたUMA(未確認生命体)の一種。昆虫のような6本の足と、蛇のような尻尾を持っているとされる。しかし、その一方で、オーストラリアで目撃されているサスカッチやイェティのような巨大な類人猿もヨーウィーと呼ばれいる。




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