10.邪霊


屍鬼
 命を失った人間などの肉体が動き出したもの。生前の意識が残っていることはほとんどなく、ただ生者に対する憎悪の念や、生前に抱いていた強い欲望によって動かされているだけである。

アゴニー(Agony)  出身地:不明
 その名は「苦痛」という意味であり、神の国に生まれ変わるために自らの命を落とした殉教者のゾンビ。自分の幸福に対する執着があったために悪魔と化してしまった。

オバタリオン(Obatarion)  出身地:日本?
 厚顔無恥な中年女性がゾンビ化したもの。生前の行動そのままに自らの欲望に忠実に行動する。

首なしライダー(Kubinashi Rider)  出身地:不明
 事故死したバイク乗りの幽霊。事故死したときに首から上を失ったため、幽霊と化しても首がないままである。首なしライダーに追い抜かれた者は必ず事故に遭ってしまうとされている。

コープス(Coreps)  出身地:不明
 複数の死体が融合した存在。死によって自己と他者との区別がつかなくなっており、もはや人間の死体としての原形を留めていなくなっている。

コスモゾンビ(Cosmo Zombi)  出身地:宇宙?
 一般に宇宙人と呼ばれる地球外の知的生命体がゾンビと化したもの。彼らがどのようにして地球にきて、そして何故ゾンビになったのかは不明である。

ザップ(Zap)  出身地:不明
 「殺す」や「打つ」などの意味の名を持つゾンビ。その名の通り、手に持った斧で生きている人間を襲い、殺している。

スケアクロー(Scarecrow)  出身地:不明
 脳味噌を無くした死体がゾンビ化したもの。失われた自分の脳味噌を求めて死体置き場から抜け出してさ迷い歩いている。

ゾンビ(Zombi)  出身地:カリブ
 いわゆる動く死体のことである。元々はブードゥー教で罪人に対して行われた社会的制裁の一種である。神官が罪人の魂を体から抜き出し、代わりに下級の精霊を肉体に入れて労働に従事させていたのだという。しかし、映画『ゾンビ』以降、動く死体としてのイメージが強くなり、ゾンビといえば動く死体という図式が定着した。

ゾンビアーミー(Zombi Army)  出身地:不明
 悪魔と交戦して戦死した兵士がゾンビ化したもの。生前の厳しい訓練の賜物か、ゾンビ化しても上官の指揮のもと規律正しく行動し、連携の取れた行動をする。また、生前の武装をそのまま使用していることが多い。

ゾンビ君(Zombi-kun)  出身地:不明
 悪魔に殺された若者がゾンビと化したもの。

ゾンビコップ(Zombi Cop)  出身地:不明
 悪魔と戦って殉職した制服警官がゾンビ化したもの。ゾンビ化したことによって理性のたがが外れたため、頻繁に発砲するようになった。

ゾンビさん(Zombi-san)  出身地:不明
 悪魔に殺された大人がゾンビ化したもの。

ゾンビジャンキー(Zombi Junkie)  出身地:不明
 合法、非合法を問わずに様々なドラッグに手を出した挙句に中毒死した人間のゾンビ。死んでも禁断症状は残っており、震える手に持ったナイフで人間を襲っている。

ゾンビ女学生(Zombi Jogakusei)  出身地:日本
 先の大戦の折に銃後を守る女子学生がゾンビと化したもの。生前には米兵に向けるように教育された竹槍も、今では生者に向けて襲い掛かってくる。

ゾンビ先生(Zombi Sensei)  出身地:不明
 悪魔に殺された教師がゾンビ化したもの。学校にいる間に殺されたせいか、教材を持っていることもある。

ゾンビちゃん(Zombi-chan)  出身地:不明
 悪魔に殺された少女がゾンビ化したもの。

ゾンビドッグ(Zombi Dog)  出身地:不明
 悪魔に殺された犬がゾンビ化したもの。

ゾンビナース(Zombi Nurse)  出身地:不明
 悪魔に殺された看護婦がゾンビ化したもの。病院の備品であるメスや注射器などを投げてくることもある。

ゾンビ日本兵(Zombi Nihon-hei)  出身地:日本
 先の大戦で戦死した旧日本軍の兵士がゾンビ化したもの。生前に叩き込まれた愛国心のためか、死してなお戦い続けている。

ゾンビプリースト(Zombi Priest)  出身地:不明
 神に仕える神官が悪魔に殺されてゾンビ化したもの。そのため、ゾンビでありながら魔法を使うことが出来る。

ゾンビペインター(Zombi Painter)  出身地:不明
 画家がゾンビと化したもの。良い絵を描きたいという執念が死後も残り、生前に自分が描いた絵に宿って生まれた。

ゾンビDJ(Zombi DJ)  出身地:不明
 夜毎に人々の集うクラブでDJをしていた若者がゾンビ化したもの。

テケテケ(Teketeke)  出身地:日本
 交通事故で下半身を失って死亡した人間の幽霊。両手を足代わりにして道路を走り回っている。そのときに肘が路面にぶつかって「テケテケ」と音がすることからこの名がつけられた。

ドラッグクイーン(Drag Queen)  出身地:不明
 俗語で「女装癖の同性愛者」の意味であり、生前そうした性癖のあった男性がゾンビと化したもの。

パトリオット(Patriot)  出身地:不明
 「愛国者」という意味の名を持つゾンビ。狂信的なまでの愛国心に支配されており、その信条に忠実に従って死後も戦い続けている。

パドロック(Padlock)  出身地:不明
 自らの体を傷つけることに快感を覚えた人間のゾンビ。“padlock”とは「南京錠」の意味であり、体中に穴を開けて、ピアスのように南京錠をつけていることからその名がついた。

フェイスバインド(Facebind)  出身地:不明
 自らの体が拘束されることに悦びを覚える人間の中でも、特に顔や頭を拘束されることを好む者がゾンビと化したもの。

ボディコニアン(Bodyconian)  出身地:日本
 バブル全盛期にもてはやされたボディコン女性たちがゾンビ化したもの。普通のゾンビ以上に激しい欲望に支配されており、その分だけ現世に対する執着も強くなっている。

ラスタマン(Lustaman)  出身地:不明
 路上生活者がゾンビと化したもの。陽気な風貌で、笑みを浮かべながら近づき、人々の首を刎ねる。その体からは異臭が漂っているが、自分では全く気にしていない。

レディゾンビ(Lady Zombi)  出身地:日本
 少女と呼ばれるほど若くはない大人の女性がゾンビと化したもの。

ワーカホリック(Workaholic)  出身地:不明
 人生の全てを働くことに捧げた人間がゾンビ化したもの。死してなお労働意欲は消えておらず、生前の仕事を続けようとしている。

ワックスワーク(Waxwork)  出身地:不明
 人体解剖の標本にされる死体が、防腐処理を施されている最中にゾンビ化したもの。


幽鬼
 死んだ人間の残した強烈な執念や怨念の結晶。純粋な欲望や狂気、感情の化身である。餓鬼や吸血鬼の類もここに含まれる。

ヴェータラ(Vetara)  出身地:インド
 インド神話に登場する邪悪な精霊。人肉を用いた呪法によって召喚し、死体に取り憑かせて操ることが出来るとされている。

エンク(Enku)  出身地:インド
 焔口。仏教における餓鬼の一種であり、頭に生えた触角の先に灯る光に惹かれて寄って来た虫を、口から吐く火で焼いて食べることのみを許されている。

おしち(Oshichi)  出身地:日本
 お七。江戸時代前期に江戸に暮らしていた八百屋の娘。火事に焼け出された避難先で出会った青年に恋をしたお七は、青年に再び会いたい一心で火付けをした。当時の江戸では火付けは重罪であり、お七は若い身空で火あぶりにされた。

オバリヨン(Obariyon)  出身地:日本
 俗に「おんぶお化け」とも呼ばれる妖怪。藪の中を歩いている人間の背中にいきなりおぶさってくる。体は小さいが、肩が潰れるほどに重くなり、簡単には背中から落ちないとされている。

ガキ(Gaki)  出身地:インド
 餓鬼。現世で強い欲望を持っていた魂が、仏教六道界の一つ、餓鬼界に落とされたもの。決して満たされることのない飢えに支配されている。

キャリー(Carrie)  出身地:オリジナル
 S・キングの小説『キャリー』の主人公である同名の少女がモデルと思われる。小説のキャリーは内向的な少女であり、いじめに遭ったことが原因で超能力に覚醒した。クライマックスでは、超能力が暴走してパーティ会場を炎上させ、キャリーもクラスメイトもろとも焼け死んだ。

グーラー(Ghoulah)  出身地:アラビア
 アラビアの伝承に登場する食人鬼グールのうち、女性のグールをグーラーと呼ぶ。

グール(Ghoul)  出身地:アラビア
 砂漠に住むとされるアラビアの食人鬼。ジンの一種とも考えられている。唯一神アラーの名を唱えると退散すると伝えられている。ヨーロッパに伝来して、人間の屍を喰らう食屍鬼とされ、クトゥルー神話や、数々のホラー作品に登場した。

クドラク(Kudlak)  出身地:スラブ
 クルースニクの宿敵とされるスラブの吸血鬼。闇と悪の象徴であり、疫病や凶作の原因とされた。死んでも復活することが出来るが、心臓にサンザシの杭を打ち込めば復活を阻止できると伝えられている。

クバンダ(Kubhanda)  出身地:インド
 インドにおける吸血鬼的な存在。馬の頭と赤い髪に黒い肌を持った人間の姿をしている。元は暴風の神ルドラの配下であったが、仏教では増長天の眷族とされた。

グレイマン(Grey Man)  出身地:スコットランド
 月の出の頃に現れるとされる巨大な幽霊。グレイマンの姿を見たり、声を聞いたりした人間は近いうちに死んでしまうとされている。

御前(Gozen)  出身地:オリジナル
 『ペルソナ2 罰』の舞台である珠間瑠市を戦国時代に支配していた領主、澄丸清忠のミイラ。新世塾のご神体として崇められ、神託をもたらしていた。しかし、実際に神託を授けていた張本人はニャルラトホテプであった。

サウォバク(Sawobak)  出身地:ネパール
 人々に害悪を与えていたネパールの悪鬼。手に持った巨大な刀で人々を殺していたが、シヴァに調伏され、その僕となった。

サンニ・ヤカー(Sanni Yaka)  出身地:スリランカ
 スリランカに出現する、悪疫を撒き散らす悪魔、ヤカーの王。

ストリゴイイ(Storigoii)  出身地:スラブ
 自殺したものがなるとされるルーマニアの吸血鬼。赤毛に青い目で、心臓を2つ持っている。「死んだ吸血鬼」と呼ばれ、「生きる吸血鬼」モロイイと対になっている。

チュレル(Churel)  出身地:インド
 不浄な儀式や、出産の最中に死んだ女性がなるとされる幽霊。見た目は美しい女性だが、口が無く足が逆向きについている。ごみごみした場所に現れ、男性を誘惑しては取り憑くとされている。

ツォロム(Dzolom)  出身地:マヤ
 マヤ神話において、人間が誕生する以前の世界に住んでいたとされる種族。その名は「犯罪者」という意味であり、神の意にそぐわない世界を作ったため、洪水によって滅ぼされたと伝えられている。

テンドウ(Tendou)  出身地:オリジナル
 天堂。『真・女神転生 デビルサマナー』の舞台となった平崎市を本拠地とする暴力団「天堂組」の組長、天堂天山のなれの果て。不老不死の体を欲した天堂は「組織」に協力する見返りとして吸血鬼と化し、配下の組員を使って血を集めていた。

ドゥルジ(Durzi)  出身地:ペルシャ
 ゾロアスター教の悪魔軍団の軍団長の一人であり、「虚偽」を司る悪魔。世界に病気や死、害虫などを撒き散らし、秩序を破壊することを主な任務としている。絶世の美女である女神アールマティの姿に化けてゾロアスターを誘惑したこともあるが、ゾロアスターはその正体を見抜いていたため、計画は失敗した。

フジムスメ(Fuji-musume)  出身地:日本
 藤娘。長唄などに登場する藤の枝を担いだ少女。歌舞伎では藤の花の精とされ、妖艶な美女の象徴とされている。

ベイコク(Baykok)  出身地:北米
 ネイティブアメリカンのチベア族の伝承に登場する幽霊。肌が透き通っているため、体内の骸骨が透けて見えている。深夜の戦場に現れては無差別に殺戮を繰り返すとされている。

マンイーター(Man Eater)  出身地:不明
 生前男を食い物にしていた女性が食屍鬼と化したもの。今度は文字通り男を「食う」ようになった。

ミヤスドコロ(Miyasu-dokoro)  出身地:日本
 御息所。天皇の側近くに使える女官や、皇太子を産んだ女性を指す言葉だが、ここでは『源氏物語』に登場した女性、六条御息所の事だと思われる。六条御息所は、光源氏の愛人の一人であったが、大変に嫉妬深く、生霊と化して葵の上や夕顔の君をとり殺したとされている。

ヤカー(Yaka)  出身地:スリランカ
 スリランカの伝承に登場する病魔。病魔の王マハーコーラ・サンニ・ヤカーに支配されており、人々に病気をもたらしているが、供物を捧げたり、儀式を行うことによって満足させることが出来れば、病気を治してくれるともされている。

ヤコウ(Yakou)  出身地:日本
 夜行。大晦日や節分の夜に現れるとされる鬼。髭を生やした一つ目の鬼の姿をしており、首の無い馬に乗って現れる。出会った人間を投げ殺すとされているが、頭に草履をのせれば助かると伝えられている。

ラフィン・スカル(Laughing Skull)  出身地:カリブ
 中米ドミニカの民話に登場する頭骸骨。金切り声を上げて笑うが、その笑い声を聞いてしまった者は心臓が凍って死んでしまうとされている。

リッチ(Lich)  出身地:不明
 高位の僧侶や魔導師が自ら肉体をアンデッド化したもので、人間であった頃をはるかに上回る魔力を得た。アンデッドの中でも最も強力なものの一つである。


悪霊
 怨念を抱いたまま死んだ人間の魂が悪魔と化したもの。実体をほとんど持たないために物理的な影響力はほとんど無い。

インフェルノ(Inferno)  出身地:不明
 イタリア語で「地獄」を意味する名を持つ悪霊。地獄の業火で永遠に肉体を焼かれ続け、炎の中より憎悪の念を送ってくる。

ウィッカーマン(Wickerman)  出身地:ケルト
 ドルイドが人身御供を捧げる際に用いた巨大な木製の人形。この中に生贄となる人間を入れて焼き殺したと伝えられている。

ガロット(Garrote)  出身地:不明
 特殊な絞殺刑を受けた死者の悪霊。“ガロット”とはヨーロッパで用いられていた鉄製の首かせのことである。

クイックシルバー(Quick Silver)  出身地:英語圏
 英語圏にのみ出現するポルターガイストの一種。口紅で鏡や壁などに「Q」と書き残すとされる。

くちさけ(Kuchisake)  出身地:日本
 日本の都市伝説に登場する怪女。コートを身にまとい、マスクをつけた女性である。マスクの下には耳元まで裂けた巨大な口が隠されている。通りすがりの人間に「私、きれい?」と尋ねてくる。一時期日本中に噂が広まり、日本中で口裂け女ブームが巻き起こった。

ゴースト(Ghost)  出身地:不明
 所謂、「幽霊」のことであり、怨念を残したまま死んだり、自分が死んだことを認識できなかった死者の魂である。生前の望みをかなえてやったり、死んだことを教えてやれば成仏させる出来る。

シェイド(Shade)  出身地:不明
 俗に言うところの「亡霊」であり、生前にかなえられることの無かった欲望への執念が結晶化したものである。

ディブク(Dybbuk)  出身地:ユダヤ
 ユダヤの伝承に登場する邪悪な精霊。精神に異常をきたした人間に取り憑き、その体と魂を支配されるとされる。足の小指の先に小さな穴を開け、そこから犠牲者の体に出入りするとされている。

デプス(Depth)  出身地:不明
 津波や船の沈没などによって水死した者たちの魂。生前の意識は残されておらず、同類を増やすことのみを目的として現世を彷徨っている。

ドリブラー(Dribbler)  出身地:オリジナル
 学校の七不思議によく登場する、「誰もいない体育館で、ひとりでにバスケットボールが跳ねている」という話がモデルと思われる。

トルソー(Torso)  出身地:不明
 体をばらばらにされて殺された人間の幽霊。その名は「胴体」の意味である。

花子さん(Hanako-san)  出身地:日本
 日本の学校のトイレに現れるとされる少女の幽霊。校内の特定のトイレに現れるとされる。

ハングドマン(Hangedman)  出身地:不明
 タロットの12番目のカードである「吊られた男」の霊。罪を着せられた者や人類救済のための犠牲などの意味を持つ。

ピシャーチャ(Psaca)  出身地:インド
 ヒンズー教における、死者の肉を喰らう餓鬼。呪術を使って人間を殺したり、人間に取り憑いたりすることもあるという。

ファントム(Phantom)  出身地:不明
 幽霊の中でも、特に強力な怨念や憎悪に支配されているものをファントムと呼ぶ。

ブキミちゃん(Bukimi-chan)  出身地:日本
 花子さんと似たタイプの、学校に登場する少女の幽霊。トイレで用を足した人間に「赤、青、白のどの紙がいい?」と訊き、答えた色と同じ色をした手が便器から伸びてくるといわれている。

ポルターガイスト(Poltergeist)  出身地:不明
 俗に「騒霊」などと呼ばれる心霊現象。物を動かしたり、ラップ音を発生させたりする。思春期の少年少女がいる家によく発生することから、子どもが持っている超能力が無意識の内に発動されたものではないかとも考えられている。

マカーブル(Macable)  出身地:不明
 ヨーロッパの宗教劇などで、典型的な死神として登場する悪霊。手に大鎌を持ち、「死の舞踏」(Dance macable)を先導している。

ラルウァイ(Larway)  出身地:イタリア
 イタリアの伝承に登場する死霊。人間に取り憑いたり、精気を吸い取ったりする。

レイス(Wraith)  出身地:スコットランド
 スコットランドの伝承に登場する死霊。人間が死ぬ直前直後に現れるとされる。見たものには不運をもたらすとされる。

レギオン(Legion)  出身地:不明
 軍事用語で「連隊」を意味する名前の悪霊。複数の霊の集合体であり、自己と他者の区別がつかなくなっている。

レムルース(Lemres)  出身地:イタリア
 イタリアの死霊。日中は地中に潜んでいるが、夜になると地上に現れて人間に害を与えていた。


大霊
 ネイティブアメリカンの神話で万物の創造主とされている存在。

カドクラ(Kadokura)  出身地:オリジナル
 門倉。『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に登場する悪魔。アルゴンソフト社の若き社長、門倉は10年前にアメリカを旅行している最中に、偶然封印されたマニトゥを発見し、マニトゥに憑依されてしまう。最終的にはマニトゥに意識をのっとられ、その姿も異形のものへと変貌していった。

マニトゥ(Manitou)  出身地:オリジナル
 ネイティブアメリカンの言葉で「精霊」を意味する存在だが、『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では、古代に異次元より飛来した存在であるとされ、北米に出現した。ネイティブアメリカンのアルゴンキン族の戦士レッドマンに支配されていたが、暴走しそうになったためにレッドマンによって封印された。


電霊
 電脳空間と現実世界を自由に出入りする能力を得た悪魔。実体を持った人間や、人間の魂を電脳空間に引き込むことが出来る。

イデアエンジェル(Idea Angel)  出身地:オリジナル
 『真・女神転生NINE』で、メシア教が作り出した仮想空間「イデアスペース」を管理するために作られた存在。

ウィンペ(Winpe)  出身地:オリジナル
 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では大霊マニトゥより生み出された存在とされ、天海空港の管制コンピュータを乗っ取った。アルゴンキン族の伝承によると、世界が生まれたばかりの頃に現れ、人々に害を与えていたが、善なる神グルースカップに退治された怪物であるとされる。

マルスム(Malsum)  出身地:オリジナル
 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では大霊マニトゥより生み出された存在とされ、アルゴン本社を乗っ取った。アルゴンキン族の伝承では、善なる神グルースカップとは双子であったが、性格は正反対で、姦計を用いてグルースカップを倒そうとしたが、逆に返り討ちにあったとされる。

ムーウィス(Moowis)  出身地:オリジナル
 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では大霊マニトゥより生み出された存在とされ、ファントム・ソサエティの召喚士キャロルJに憑依したり、機械の体を依代として実体化した。


怨霊
 現世に強い執着を持ったまま死んだ人間の魂が悪魔と化したもの。生前の姿と人格を有しているが、狂気に支配されており、まともな交渉は不可能である。

イヌイ(Inui)  出身地:オリジナル
 乾。『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。旧日本陸軍大佐。特殊部隊を指揮して南方で戦っていたが、戦争終結時に部下とともに自決した。

エリカ(Erika)  出身地:オリジナル
 迫エリカ。『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に登場。「スプーキーズ」の一人、シックスこと迫真悟の姉。シックスが幼い頃に階段から転落して死亡した。シックスは自分が姉を突き落として殺してしまったという罪悪感から逃れるために、無意識の内に姉の存在を忘れようとしていた。

カシヤマ(Kashiyama)  出身地:オリジナル
 樫山。『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。生前独特の感性で写真を撮り続けていたが、世間には受け入れられなかったカメラマンの霊。自分の才能を認めようとしない世間を恨んで自殺したが、死後も無念の思いは残り怨霊と化した。

スピーディー(Speedy)  出身地:オリジナル
 『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。天才的な早弾きで名を売った天才ギタリスト。ドラッグのキメすぎで死亡した。

ブタイヘイ(Butai-hei)  出身地:オリジナル
 部隊兵。『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。戦時中、乾大佐の配下として特殊部隊に所属した兵士達。乾大佐の忠実な部下であり、大佐とともに自決し、死後もなお大佐に付き従っている。

ミキヤ(Mikiya)  出身地:オリジナル
 『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。バンド「モーロック」でキーボードを担当していたが、音楽性の違いから他のメンバーと対立して孤立し、思いつめた末に自殺した。

ユリア(Yuria)  出身地:オリジナル
 『真・女神転生 デビルサマナー』に登場した悪魔。元アイドル歌手。人気が落ちてきたために過食症になり、鏡で丸々と太った自分の姿を見てショック死した。


古妃
 太古の昔に呪術的な力で国を支配していた女王の怨霊。強い怨念を抱いて死んだ魂は時を経てなおも癒されることは無い。

イナルナ(Inaruna)  出身地:オリジナル
 伊那瑠奈姫。『真・女神転生 デビルサマナー』に登場。太古の昔に平崎市含む地域を支配していた王国の女王。強力な魔力を持っており、悪魔を支配したり、人造の悪魔を作り出す力を持っていたとされる。しかし、国は大和朝廷によって滅ぼされ、イナルナ姫も聞くも無残な方法で処刑された。




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