File6.ミッド・ナイト・メア


File.6-2 In the forest


GM「はい、ではそーゆーわけで翌日」
慧瑠「とりあえず、学校には行っておくか」
みさき「普通に登校して、高柳さんの様子をそれとなくうかがってる」
GM「高柳さんは時間ぎりぎりになって登校してくる」
みさき「そしたら、視線を合わせて『やあ』って挨拶する」
GM「高柳さんは軽く微笑んで『おはよう』と返してくるよ」
みさき「様子はどんな感じ?」
GM「やはり少し調子が悪そうだね」
みさき「後で聞くしかないかなとか思いながら、時間ギリギリなので自分の席に座ってる」
GM「では、1時間目が終わった後の休み時間になりました」
洵「よし、聞きにいけ」
みさき「教室で聞きだすのもどうかなという気がするので教室でボーっとしてます」
GM「特に何もしないのなら一気に昼休みまで飛ばすけど」
洵「『今日調子悪そうだね、大丈夫?』って声かけなさい」
みさき「と、とりあえずそれとなく視線を送って合図して廊下に出る」
GM「・・・・・・ああ、そういうことね。じゃあ、それに気付いてもらったかどうか・・・・・・この場合は何で判定すればいいんだ?」
阿弥華「直観とか?」
GM「直観だと気づいたかどうかになるから・・・んー魔力で判定してみて」
みさき「了解・・・・・・00。クリティカル(笑)」
つばさ「やっぱりホの字だったんだ(笑)」
洵「きっとバックに薔薇の花が咲いてるんだよ(笑)」
GM「わはははは。バッチリ受信されたみたいだ。で、どこに呼び出したの?」
みさき「どこにしようかな。じゃ、屋上ということで。外に出て少し離れた所で待ってるよ」
GM「誰か先客が寝てたりしてな」
慧瑠「大丈夫。入り口の上のところで寝てるから(笑)」
GM「で、少しすると高柳さんが来るよ」
みさき「『あ、ごめん。もしかして弁当持ちじゃなかったりする?』とか聞いてみるけど」
GM「『うん。でも、あまり食欲無いからいいの』と」
つばさ「『じゃあ、僕の少し食べる?』って(笑)」
洵「で、『ア〜ン』って。キャッ♪(笑)」
GM「だからラブコメ化させるんじゃないっ!!」
みさき「とりあえず、弁当はこっちにおいといて『食べられないくらい大変なのは困るよね』とか言いながら・・・『こっくりさんとか取り憑かれそうなのをやったわけじゃないよね』って聞いてみよう」
GM「『うん。元々そういうのにあまり興味はなかったから・・・』」
みさき「・・・・・・この娘に何か特別な力があるかどうかっていうのは判らないかな?」
GM「じゃあ、魔力で判定してみて」
みさき「何か理由があるから取り憑かれるんだよね・・・・・・成功」
GM「特に魔力や力は感じられない」
みさき「そっか・・・・・・『婆ちゃんにも話したと思うけど、どんな夢を見てるわけ?』」
GM「起きた後は覚えてないんだけど、何か恐いものに追いかけられてる夢を見ているらしい」
みさき「毎晩同じ夢なの?」
GM「細かいことは覚えてないけど、とりあえず、恐いものに追いかけられるという点では一緒みたいだ」
洵「今日も調子が悪そうってことは夢を見たってことだよね」
つばさ「やっぱり家に何かあるんじゃない?」
洵「やっぱり家に上がりこむしかないんじゃないのかな。ねぇ、つばささん」
つばさ「そうですねえ、洵さん」
みさき「うー、何か電波が飛んでくるけど・・・『何か怪しいものを貰ったとかはないんだよね? よくそういう話があるじゃん』」
GM「『マンガとかドラマじゃないんだしそんなことはないよ・・・アハハ』と力なく笑うよ」
みさき「『アハハハハそうだよね・・・』とか言って、ハァ〜やっぱり外から見張るしかないかな」

 結局、放課後みさきとつばさの2人で高柳さんの家にお邪魔することになった。

GM「というわけで放課後になりました」
みさき「じゃあ、3人で高柳さんのお宅にお邪魔します」
つばさ「お邪魔しまーす」
GM「高柳さんの家は特に変わったところのない普通の家だね」
つばさ「じゃあ、とりあえずお部屋の方に入れてもらえるのかな?」
GM「うん、2階の自分の部屋に2人を通すとお茶の支度をしに出て行ったよ」
つばさ「何か怪しそうなものはある?」
GM「じゃあ、直観でチェックして」
つばさ「失敗」
みさき「クリティカル」
GM「おお〜。でも、とりあえず部屋の中には特に怪しげなものは見つからなかったけど、部屋の窓の外の張り出しの部分に足跡のようなものがあった」
つばさ「どんな感じの足跡?」
GM「人間のものよりはだいぶ小さそう」
みさき「じゃあ、携帯で写真撮って慧瑠先輩に送ろう」
慧瑠「そんでは、解析してみよう」
GM「ならば、足跡だけな上に写真だけなので判定に-10%の修正な」
慧瑠「判定は成功」
GM「悪魔の種族名までは特定できないけど、四足獣系の悪魔の足跡のようだ」
みさき「四本足の夢魔?」
GM「ではないかと推測される」
みさき「とりあえず、外から来てるってことは外から見張ってても大丈夫ってことだよね」
つばさ「そうだね」
GM「そんなことを話してると、部屋の外から階段を上ってくる足音が聞こえてくるよ」
つばさ「慌てて普通に部屋の真ん中で正座するよ(笑)」
GM「すると、部屋のドアが空いてお茶とお茶菓子を持った高柳さんが入ってくる」

 既に調べるものは調べてしまっていた2人は適当にそれらしい話をして帰り、夜中にメンバーを招集して高柳家を外から見張ることにした。

慧瑠「とりあえず交代で見張るか」
みさき「そうだね。見張り組と仮眠組に分かれておこうか」

 結局、阿弥華・つばさ組、洵・みさき組、慧瑠を3交代で見張り、仮眠組は少し離れたところに駐車した慧瑠の車の中で待機することになった。

GM「・・・1番目は特に何事もなかった。・・・2番目の人は直観の判定をして」
みさき「なにぃっ」
つばさ「2番目にボクが入った方が良かった?」
洵「アハハハハハ・・・」(←ファンブル)
みさき「あう、失敗」
GM「そしたら、何時の間にか高柳さんの部屋の窓のあたりに四足獣のような姿をして、女の頭を持った悪魔がいるよ」
みさき「どうしよう、魔法撃ったら窓の方にも被害出るかな?」
GM「魔法の種類にもよるけど、基本的にはいかないと思っていい」
みさき「・・・んー、じゃあとりあえずこっちに気づかれてないんだったら物陰に身を潜めて仮眠してる人たちに連絡するよ」
GM「OK、寝てる人たちは起きていいよ」
つばさ「じゃあ車を出て現場に向かう」
みさき「連絡したら【アクア】を悪魔に撃ちます・・・失敗。気づかれちゃった?」
GM「・・・いや、まだ気づいた様子はない」
洵「近づかないと何もできないし、こっそり近づく」
つばさ「着いたら【サイコ・ブリザード】を撃つよ・・・失敗」
阿弥華「あたしも近づく」
つばさ「こっちに気づかせて、注意をこっちに向かせた方がいいんだよね」
慧瑠「そうだな」
つばさ「じゃあ、どんどん攻撃するか」
みさき「もう1発【アクア】撃ちます・・・成功」
GM「そっちに気づいてないから魔法回避は・・・失敗」
みさき「ダメージは14点」
GM「少し食らった。さすがにそっちに気づくな」
つばさ「こっちも【サイコ・ブリザード】撃っていい?」
GM「奇襲だからいいだろう」
つばさ「うりゃ、失敗」
GM「で、悪魔は攻撃されたことに気づくと『シギャーッ』と威嚇するように一声鳴くと空を飛んで逃げるよ」
洵「逃げられちゃう!」
つばさ「逃げる方向を見て、追いかけられる所まで追いかける」
慧瑠「っと、今のうちにアナライズしておかないと・・・クリティカルだから、威力2倍して34」
GM「お釣りが来る位に成功したな。夜魔エンプーサだ」
つばさ「確かに四足獣だね」
慧瑠「とりあえず追いかけるしかないか」
GM「こっちの敏捷性は27だぞ」
つばさ「追いつけないだろうけど、いけるところまで追いかける」
GM「追いかけていくと、高柳家と学校の中間辺りにある林の辺りで見失った」
阿弥華「中入る?」
洵「入ろうか」
みさき「手掛りはないかな?」
慧瑠「探せ探せ」

 結局、手掛りらしきものは発見できなかったが、状況証拠から誰かがエンプーサを召喚していたのではないかと推測し、彼女に対して恨みを持つ人間がいないかどうか学校で情報収集することになった。

つばさ「とりあえず、今晩は彼女も眠れるだろうから引き揚げる?」
慧瑠「一応、また来ないかどうか俺は残って見張っておくよ」
GM「それ以降は特に何事もなく夜が明けたよ」
慧瑠「うー眠い」
みさき「高柳さんの様子は?」
GM「今日はわりと普通な感じだね」
みさき「高柳さんと仲のいい女子ってわかる?」
GM「クラスでよく話してる女子だったらわかるよ」
みさき「じゃあ、その中の一人に声を掛けてみる」
GM「『えーなになに?』」

 聞き込みの結果、容疑者として浮かび上がってきたのは以下の3名だった。

・相楽 満=秋に行われた新人戦で見かけて以来、高柳祐佳に付きまとっている他校のバドミントン部員。(この学校はつばさの幼馴染の萩原怜と同じ学校である)
・安藤 恵理子=女子バドミントン部部長。勝利至上主義なところがあり、練習方針を巡って高柳祐佳とかなり揉めた事がある。
・槙原 梢=高柳祐佳との小学校からの幼馴染。で親友。最近大喧嘩をして、絶交状態らしい。

 昼休み、早速つばさが同じ学校である安藤恵理子と接触を持ったが、「あくまでも方針の違いであり、彼女個人に含むところはない」と言われ、それは嘘ではなさそうとの判断から彼女はシロだと判断。残る2人のうち特に怪しそうな相楽満を調査すべく、慧瑠・つばさ・みさきの3人は彼(と萩原怜)の通うN大学付属藤沢高校へと向かった。

慧瑠「来たはいいけどさ、俺らってソイツの顔知らないんだよな」
つばさ「・・・・・・怜ちゃんに聞けば何とかなるよっ(笑)」
みさき「その怜ちゃんはどうやって探すの?」
つばさ「・・・・・・・・」
慧瑠「・・・・・・・・」
みさき「・・・・・・・・」
つばさ「・・・・・・携帯で怜ちゃんを呼び出す!」

 幸いにも怜はまだ校内に残っていたので、彼に頼み込んで慧瑠をバドミントン部が練習している体育館まで案内してもらう事に鳴った。(つばさとみさきは制服なのでそれぞれ正門と裏門に行って入れ違いにならないように怜に相楽の顔を教えてもらってから見張っていた)

GM「体育館の半面を使って練習してるのを指差して、『あれがバドミントン部ですよ』と怜が教えてくれた」
慧瑠「で、相楽ってどいつ?」
GM『あの右端で練習してるのがそうですよ』
慧瑠『おー、なるほどね。サンキュー、迷惑をかけないように適当な所で帰るから』
GM『はぁ、俺はバンドの練習があるから先に帰りますね』
慧瑠「おー、サンキュー。相楽がいるのを確認したら外にいる2人を携帯で呼ぶよ」
みさき「それじゃあ、ばれないようにこっそりと中に入って行く」
つばさ「ボクも」
慧瑠「で、相楽ってどんなヤツ?」
GM「中背中肉で特にこれといった特徴のない男子だね」
慧瑠「あれが相楽だから顔を覚えておくように」
みさき「了解。でも、あいつが召喚したのかな?」
GM「とりあえず、魔力らしきものは感じられない」
慧瑠「でもまあ、ストーカー行為を行ってる時点で問題だからなぁ」
GM「で、このまま見てるの?」
みさき「覗いててもしょうがないから帰ろうかな」
慧瑠「俺は一応帰るのを確認するから残ってるよ」

 キンコーン

GM「お、みすず(のプレイヤー)か?」
慧瑠「だろうな」

 用事で遅れていたみすずのプレイヤー氏が到着した。しかし、本人が疲れ気味であったので合流するのはもう少し先ということにして、一休みしてからPCともども参加することになった。

つばさ「でさあ、先生達には林の方を探索しておいてもらいたいんですよ」
阿弥華「了解」
洵「そのまま夜まで待って張り込んじゃえばいいしね」
GM「ならば先生方は直観チェックをしてください」
阿弥華&洵「成功」
GM「そうすると、林の中の広場みたいな所に石造りの祭壇のようなものがある」
阿弥華「蹴り壊す」
洵「待て待て待て、慌てて止める」
阿弥華「むぅ、足振り上げた所で止められた」
洵「とりあえず、携帯で写真とって慧瑠のモバイルに送る」
慧瑠「ほいよ。『壊すなよ』って念を押して様子を見ておくように伝える」
つばさ「先輩に相楽を見張っておいてもらって、ボクたちは高柳さんの自宅を見張りに行こう」
みさき「そうだね」
洵「で、私たちはそのまま林の中で見張っていればいいのか」

GM「それじゃあ、慧瑠の方だけど、6時半ぐらいになるとバドミントン部が練習を終えて帰り始めるよ」
慧瑠「とりあえず、見える範囲で後をつけていく」
GM「同じ部活の生徒たちと話しながら駅まで行って、御田急江の島線の下り電車に乗るよ」
つばさ「下り?」
慧瑠「逆方向か・・・・・・気にせず同じ電車に乗る」
GM「じゃあ、そろそろ見失わなかったかどうか直観で判定して」
慧瑠「・・・んー、失敗」
GM「藤沢駅で降りた所で見失った」
みさき「怜ちゃんに住所聞いてみたら?」
慧瑠「そうだな。つばさ経由で住所を聞き出したら、一旦引き替えしてバイクでそっちに行く」
GM「住所は茅ヶ崎市だね」
阿弥華「結構遠いね」
慧瑠「住所の所まで行って帰ってるかどうか確認するぞ」
GM「あまり行ったことがない場所だから、迷わないで辿り着けたかどうか知力で判定してみて」
慧瑠「・・・駄目だ、迷った・・・・・・帰るか(笑)」
GM「帰るってどこへ?」
慧瑠「あんまり遅くなってもしょうがないし、学校の方に戻ってみんなと合流するか」

 夜中になるまで時間をつぶしたり、自宅で食事をするなどして準備を整えたあと、一行は再集合し、つばさ・みさき・みすず(←合流した)は高柳家を、阿弥華・慧瑠・洵は林をそれぞれ隠れて見張ることにした。

GM「林の方だけど、どういう風にして見張ってるの?」
慧瑠「祭壇が見えるけど、こっちを見つけられにくい位置に隠れている」
GM「そうすると、林の外の道路の方から人が歩いてくる足音が聞こえるよ」
洵「来たか」
阿弥華「隠れてそっちの方を見るよ」
GM「そうすると、草を踏み分けながら祭壇の方に歩いていく小柄な人影が見えるよ」
つばさ「小柄?」
みさき「まさか部長?」
GM「今林にいる中で相楽を見たことがあるのは・・・慧瑠だけか。暗いし影になってるから顔は判別できないけど、相楽ではなさそうだね」
洵「男か女かはわからないの?」
GM「体つきから察するに女性のようだね」
つばさ「友達の方かも」
GM「で、祭壇の方まで行くと跪いてないやらモゴモゴと唱え始めるよ」
慧瑠「出て来るまで様子を見てる」
GM「そうすると、祭壇が光りだして何かが出てくるね」
阿弥華「明るくなったんならその人の顔見えない?」
GM「見えるね。でも顔を知ってるかどうかは・・・・・・教師2人は知力チェックして」
みさき「教師なら知っててもおかしくないわな」
阿弥華「成功」
洵「失敗」
GM「名前までは思い出せないけど、阿弥華はその顔に見覚えはあるね」
阿弥華「じゃあ、生徒なんだ」
GM「髪の長い、暗い感じの女の子だね」
慧瑠「ああ、やっぱりケンカしたって言う友達の方か」
GM「で、光が収まるとそこには昨日の夜に見たエンプーサと、小さな男の子姿をした悪魔が現れてるね」
慧瑠「アナライズは・・・失敗。プレイヤーは正体の予測がついてるんだけどねー」
阿弥華「携帯で向こうに「1匹増えたよ」って連絡しておく」
GM「で、男の子の方は少女と重なるようにして消えるけど、エンプーサは空を飛んでいく。それで、少女の方はクタッと崩れ落ちる」
慧瑠「身柄を確保するか」
阿弥華「エンプーサが飛んでったのを確認してから近づいていく」
GM「近づいていくと少女は生気のない顔をしてユラリと立ち上げるよ」
みさき「取り憑かれてるっぽいね」
阿弥華「とりあえず、しばき倒しておく?」
慧瑠「殺さないようにね」
阿弥華「頑張ります(笑)」

GM「で、そっちはおいておいて、高柳家の前の方々は直観チェックして」
つばさ「成功」
みさき「失敗」
みすず「はっはっはっ、ファンブルです」
GM「つばさは電柱の上からキョロキョロと辺りを見回しているエンプーサを発見したぞ」
つばさ「じゃあ、攻撃を仕掛けながら2人に来たことを教える」
GM「こっちはそっちには気づいてないから一方的に攻撃できるよ」
つばさ「【サイコ・ブリザード】行きます・・・失敗〜」
GM「・・・エンプーサもそっちに気づいたね。今回はそっちの人数が少ないのを見て、シギャーっと吠えて威嚇するよ」

高柳家組・第1ターン

GM「というわけで、ここから通常の戦闘に入るので各自行動宣言を」
みすず「射程距離外だから2人の前で待機」
つばさ「例によって【サイコ・ブリザード】に集中」
みさき「【アクア】を撃つ」
GM「こっちは・・・道路に降り立った所で終了」
みさき「【アクア】は・・・失敗」

林組・第1ターン

GM「次のターンに入る前に今度は林にいる3人の方ね」
阿弥華「殺すわけにはいかないんだよね〜」
慧瑠「手加減しながら何とかするしかないでしょう。組み付いて押さえ込むという手もあるか」
GM「押さえ込む場合は、通常の命中判定のあと強さの競争チェックに勝てば押さえ込めるよ」
阿弥華「じゃあ、押さえ込む」
慧瑠「とりあえず待機」
洵「阿弥華先生が押さえ込むのに失敗したら押さえ込む」
GM「まずはこっちの番ね。じゃあ、3人に【プリンパ】」
阿弥華&慧瑠&洵「失敗」
GM「じゃあ、3人とも[混乱]した」
阿弥華「混乱チャートを振るの? ・・・2」
GM「“きちんとものを考えられなくなり、能動的なことがらは何もできない”」
慧瑠「ようはボーッとしてるわけか。俺は・・・2。ボーッ(笑)」
洵「えーっ・・・3」
GM「“落ちつかず、集中できないため、すべての判定に-10%の修正がかかる」
慧瑠「じゃあ行動はできるんだな」
洵「じゃあ、頑張って押さえ込んでみます・・・失敗」

[混乱]からの回復チェックには全員が失敗。

高柳家組・第2ターン

GM「行動宣言をしてくれ」
みすず「普通に攻撃」
つばさ「【サイコ・ブリザード】撃つ」
みさき「【アクア】をもう1発撃ちます」
みすず「命中は・・・成功」
GM「回避は・・・失敗」
みすず「ダメージは・・・21点」
GM「少し効いた。こっちは・・・前衛にいる人に【怪音波】を発射」
みすず「魔法回避は・・・クリティカルで回避(笑)」
つばさ「【サイコ・ブリザード】は・・・成功」
GM「回避は・・・失敗」
つばさ「ダメージは・・・副効果付で41点〜!」
GM「ぐはっ。かなり痛いな」
みさき「【アクア】は成功」
GM「回避失敗」
みさき「ダメージは今一、15点」
GM「ぐぉっ一気にかなり削られたな」

エンプーサの[氷結]からの回復チェックは失敗。

林組・第2ターン

GM「エンプーサは・・・もう1回【プリンパ】。ま、判定は省略していいか」
阿弥華「混乱チャートは・・・また2」
慧瑠「俺は・・・6」
GM「“精神的ショックを受けてしまい、現実逃避をしてしまう”」
洵「こっちも・・・2」

慧瑠と阿弥華が回復チェックに成功し、[混乱]から回復した。

高柳家組・第3ターン

GM「ほい、では行動宣言」
みすず「攻撃」
つばさ「【サイコ・ブリザード】に集中」
みさき「【また【アクア】」
GM「こっちは[氷結]してるから物理攻撃の回避はできないよ」
みすず「攻撃は・・・成功。ダメージは15点」
GM「防御点で止まった」
みさき「【アクア】は失敗」

エンプーサは再び回復チェックに失敗。相変わらず[氷結]したままである。

林組・第3ターン

GM「んじゃあ、行動宣言」
阿弥華「押さえ込むよ」
慧瑠「以下同文」
GM「こっちの行動は・・・慧瑠に攻撃して・・・外れ」
阿弥華「押さえ込みは・・・失敗」
慧瑠「こっちも失敗」
洵「混乱チャートは・・・6。お休みなさ−い」

洵もまた回復チェックに失敗。現実逃避を続けている。

高柳家組・第4ターン

みすず「攻撃」
つばさ「【サイコ・ブリザード】を撃つ」
みさき「またまた【アクア】」
GM「じゃあ、みすずから」
みすず「命中判定は・・・クリティカル。ダメージは2倍して46点」
GM「防護点を引いて・・・死んだ」
つばさ「やったー。じゃあ、林の方に行った方がいいのかな?」
みさき「そうだね」
GM「足になるものがないので走って行くけど」
みすず「気にせずダッシュ」
つばさ「家が近いからボクとみさきは自転車で来てるよ」
GM「じゃあ、誰か1人が1D6振って、そのターン後に林に到着するということで」
みさき「みすず先生が振ってください」
みすず「・・・・・・1!!」
慧瑠「おぉーっ!(笑)」
GM「は、速いっ!!(一同笑)」

林組・第4ターン

GM「と、とりあえず林組は行動宣言してくれ」
慧瑠「押さえ込む」
阿弥華「洵先生引っつかんで相手に向かって投げ飛ばす(一同笑)」
GM「なんじゃそりゃぁっ!?」
阿弥華「うまくすれば相手も押さえ込めるし、洵先生も我に帰って一石二鳥」
GM「ま、まずはこっちの番が先だ・・・えーと、また【プリンパ】」
阿弥華「ファンブル。命運使って回避」
慧瑠「俺も失敗したから命運使ってキャンセル」
GM「で、本当に投げるの?」
阿弥華「投げるよ」
GM「・・・・・・・・・(思考中)・・・・・・・・・洵先生は回避できないから・・・とりあえず、強さチェックだけど、当てにくいだろうから-10%ね」
阿弥華「・・・成功(笑)」
GM「・・・これって、格闘回避だよね? 射撃回避じゃないよね?(一同爆笑)」
慧瑠「そんな射撃イヤすぎ(笑)」
洵「ていうか、そんな弾丸みたいな速さで投げられたくない!」
GM「回避は・・・失敗。えーと、威力は・・・洵先生の耐久力は19? 防護点無視で1D+1ってことで」
阿弥華「あたしが振るの?・・・6点」
洵「最悪〜」
GM「投げられた方はダメージ半分ね」
洵「じゃあ、3点か」
GM「しかし、無茶苦茶にも程があるわっ!」
慧瑠「次は俺の番ね。押さえ込みいきます」
GM「こっちは上に洵先生が乗っかって潰れてるから[転倒]扱いってことにするか」
慧瑠「命中判定は・・・失敗」

第5ターン

GM「このターンの終了時点で高柳家組は到着するから」
慧瑠「しかし、状況の怪しいことはなはだしいな」
GM「着いてみると洵先生が女生徒の上にのしかかってるようにしか見えないからな(笑)」
阿弥華「じゃあ、押さえ込もうか」
慧瑠「同じく」
洵「私も」
GM「こっちは上に乗ってる洵先生を払いのけて立ち上がろうとするよ」
洵「押さえ込みます」
GM「じゃあ、強さの競争チェックね・・・こっちは11」
洵「13。押さえ込んだ」
みさき「よし、じゃあみんなで上に乗っかろう(笑)」
GM「布団蒸しかよ!」
洵「やめてー!」
阿弥華「押さえ込んでるんなら女生徒を思いっきりひっぱたく」
つばさ「思いっきりはダメー!(笑)」
阿弥華「とりあえず軽く平手打ちする」
GM「じゃあ、威力ダイスを減らしてダメージを振って」
阿弥華「・・・5点」
GM「さすがに状況がやばいので少女の体から離脱して実体化しようとするよ」

第6ターン

GM「悪魔(正体は夜魔ナイトメア)はもう実体化してるからこのターンから攻撃できるよ」
みすず「攻撃」
阿弥華「小太刀で攻撃」
慧瑠「通常攻撃」
洵「立ち上がる」
つばさ「【サイコ・ブリザード】に集中」
みさき「【アクア】を撃つ」
みすず「うりゃ・・・失敗」
GM「こっちは・・・前衛のみすずに攻撃・・・成功」
みすず「回避は・・・成功」
阿弥華「小太刀で攻撃して・・・クリティカル」
GM「回避失敗」
阿弥華「ダメージは2倍して50点」
GM「なにぃっ!?・・・・・・・・・・・・・・・ま、まだ生きてるけどかなり削られた」
慧瑠「俺の攻撃は・・・成功」
GM「回避は・・・失敗」
慧瑠「ダメージは21点」
GM「ダメージは止まった」
みさき「【アクア】は・・・成功」
GM「魔法回避は・・・失敗」
みさき「・・・21点ダメージ」

第7ターン

GM「ほい、行動宣言をしてくれ」
みすず「【突き(速剣)】いきます」
阿弥華「【テツ・ラーン】で攻撃」
慧瑠「【扎】でいく」
洵「女の子を抱えて後ろに下がる」
つばさ「続けて集中」
みさき「【アクア】撃ちます」
みすず「【突き(速剣)】は・・・命中」
GM「回避は失敗」
みすず「ダメージは・・・・・・防御点半分で31点」
GM「結構痛いな。こっちの反撃は・・・阿弥華に攻撃して・・・命中」
阿弥華「回避失敗」
GM「ダメージは35点」
阿弥華「17点通った。お返しの【テツ・ラーン】は成功」
GM「回避は失敗」
阿弥華「ダメージは・・・33点で更に[転倒]」
慧瑠「俺の攻撃は・・・失敗」
みさき「【アクア】は成功」
GM「[転倒]してるから回避に修正をいれて・・・くーっ、修正がなきゃ成功してたのにな」
みさき「フッ・・・ダメージは18点」
GM「やられまちた」

 負傷者の手当てをしながら倒れている少女が目を覚ますのを待つ。

GM「しばらくすると少女が目を覚ますよ」
つばさ「『大丈夫?』って安心させるように声を掛けておこう」
GM「少女の話す事を総合すると、ケンカした日、この林の近くを通りがかった時に林の中から呼ばれるような声を聞いて中にある祭壇に近づいたんだそうだ。で、その後のことは頭の中に霞がかかったみたいでよく覚えてないそうだ」
つばさ「という事は彼女も被害者な訳だ」
みさき「この祭壇も調査した方がいいのかな?」
慧瑠「そうだな。クズノハに報告して調べてもらったほうがいいだろう」

 そして翌日。

GM「みさきが学校に行くと、高柳さんが『おはよう』と声を掛けてくるよ」
みさき「『やあ、おはよう』」
GM「で、少し雑談した後チャイムが鳴ってもうすぐ先生が来るという頃になって、高柳さんは自分の席に戻るけど、そのときに振り返って一言『ありがとう』って声をかけてくる」
みさき「『気にしないで』とにっこり微笑んで返すよ」

File.6 ミッド・ナイト・メア Fin


夜魔エンプーサ
 『業魔殿』の悪魔作成ルールに従って作られた追加悪魔。データはこちらを参照。

萩原怜
 File2に登場したつばさの幼馴染。インディーズバンド“ジブリール”に所属している。詳しくはFile2を参照。

プリンパ
 魔界魔法の一つ。敵一列を[混乱]させる。

夜魔ナイトメア
 『業魔殿』の悪魔作成ルールに従って作られた追加悪魔。データはこちらを参照。

突き(速剣)
 速剣の特技の一つ。剣先で鋭く突く技。この攻撃に対し、相手の物理防御点は半分になる。




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