「カタログ」


 「自分の愛車のカタログを見たことがない」、と言う人は絶版車の場合は特に少なくないようです。とりあえず、国内仕様の場合の話をしますと、MVX250Fは全8ページで、カラーリングバリエーションが「赤/白」と「黒/赤」の2種類のみの初期の物を除くと、表紙はF.B.スペンサー(以下、フレディ)です。
 NS250R/Fは全8ページ。NS250RG、俗に言う「片山ロスマンズ」は全4ページ、つまり二つ折りでここでも片山敬済ではなくフレディが目立っています。
 RGは85年のフレディのダブルタイトルを記念してロスマンズカラーとされたのですから、当然と言えば当然なのですが、そこで何故「片山ロスマンズ」<注釈:いわゆる白メインのロスマンズカラーです。だったのでしょうか?
 そして、NS400Rのものはやはりフレディが表紙の全8ページのものと、スペシャルエディション、つまりロスマンズカラーの一枚きりの物があります。
 MVXやNSのオーナーの中には今でもカタログを保管している人がいるので、「是非見てみたい」、さらに「コピーが欲しい」と言う人は、持ってそうな人に連絡を取ってみると良いかもしれません。