市立長野図書館に防犯カメラ!
4月8日新聞報道で市立長野図書館に監視カメラが設置されていたことを知った。平成16年12月議会の補正予算審議においては「施設改修費1億1千50万円」が計上されていた。「冷暖房、空調の中央管理システム、給排水の改修を行う」と説明を行ったが監視カメラを設置するということについては全く説明がなかった。当時、経済文教委員であった私にとってもはなはだ心外であった。新聞では「議論なく」とあったが全く監視カメラについては説明がないのだから議論のしようがない。8日の市議会会派説明においても急遽、教育委員会から説明があった。そもそも監視カメラを設置することの是非と個人情報保護の立場から映像基準がないことはあまりにもズサンであると言わざるを得ない。
12日に定例記者会見において市長にこの問題について市民への説明責任を果たすべきと進言したらと教育行く委員会に申し入れた。記者会見の様子を市の公式ホームページから引用する。記者質問:図書館の防犯カメラについて、今、何ヵ所あるのかなど現状についてはどの程度分かっているのか、また、運用の基準はいつ頃までに策定する予定なのか伺いたい。市長答弁:「それぞれの所にいくつあるかは分からない。必要なら調べる。基準についてもこれから調べる予定で、今、時期を発表する段階ではない」助役補足答弁:「それほど深くやらなくても済むので、見通しとしては、5月いっぱい頃には何とかやりたいと思っている。そのように教育委員会の関係には話してある。その頃には基本の骨子を示せると思う」あまりに誠意がないというか、ことの重要性の認識が浅いと言わざるを得ない。教育委員会担当者もその重要性をしっかり市長や助役に報告し、話会っているのか、いささか疑問である。そして残念である。
会派市民ネットとして現経済文教委員会委員長に委員会の開催を申し入れた。議会事務局に照会したところ、 委員の過半数の賛成があれば開催可能とのことであったが、保守系の最大会会派「新友会」が過半数を制している現状においては どっちにしても「新友会」所属でもある委員長の了解を得なければ話にならない。結果として4月19日、30分だけの審議が 実現した。時間も短いし、経過説明プラスαだけで、多くを期待できないが注目したい。