市民会館と教育委員
12月24日 12月市議会最終日に教育委員の人事案件が追加提案された。12月22日で任期満了となったT教育長の後任として新たな教育委員を任命したいというものだ。市長は提案説明で市民会館建設検討委員会の委員長を務めていたH氏を「人格・識見に富む」教育委員にふさわしい人物と説明した。H氏は第四次の市総合計画を策定した委員会の委員長でもあった。他にも多くの市の審議会委員を務めている。
私は市長が市民会館の建て替えを要否を含め白紙と言いながら、耐震化のきちんとした議論もないままに建設を前提に提言を急ぐ市民会館建設検討委員会の一時停止を本会議で市長に提案した。市長は「その必要はない」と切り捨てた。H氏は委員長を辞任したそうだ。そして、教育長に選任されることを前提に教育委員に任命されるべく市長の要請を受けた。私は心中穏やかではなかった。3月議会に提案された代表監査委員人事は市議会の全会派の反対で市長は当初の提案を見送った。6月議会に別人を提案して議会の同意を得ることができた。この間2か月監査委員が1名欠員となる異常事態となった。
今回の教育委員人事案に共産党は質疑において疑義を表明し、採決時には退席し、同意できない意思を表明した。無所属の複数の議員は同意せず、起立しなかった。私は忸怩たる思いをいだきつつ中腰で起立した。結果、賛成多数で人事案件は同意された。後日、開かれた教育委員会でH氏が教育長に選任されたことは言うまでもない。今後とも教育委員会の動向を注視していく。