故清水勇衆議院議員合同葬に約600人が会葬
元社会党の衆議院議員であった故清水勇氏の合同葬が2月7日、しめやかに営まれた。およそ600名の会葬者が長い列をつくった。私は受付の責任者としてお齋につかれる方、お焼香の方を政党・労働組合・親族などの区分ごとに13名の係員とともにスムーズに受け付けが済むよう腐心した。2時の開式の30分前頃から、多数の会葬者が次から次へとお見えになった。しかし、事前に受け付けカードを送付してご案内したこともあり、思いのほか順調であった。葬儀実行委員会の事務局会議を何度も行ない万全を期したことが良い結果となったと確信する。
それにしても事務局長を務めた社民党長野県連合幹事長の中川博司氏のご苦労には敬服する。県下を飛び回りながら党務を切り盛りする中で、松本の自宅と長野の事務所を行き来し、何日も事務所に泊まりながら、次から次と生じるトラブルを手早く処理し、山のように積りつつある仕事を片付けている様は驚きである。とにもかくにもご苦労様でした。少しは休んで下さい。
生花でつくられた祭壇は荘厳であり、圧巻であった。数え切れない程の多くの菊が放つ香りが部屋を満たした。お焼香された方は菊の香りを感じつつ祭壇の中央に置かれた笑顔の大きな故清水勇氏の写真を目に焼き付けたことと思う。多くの修羅場を経験した老練な政治家の笑顔は驚くほど、率直であり純粋に思えた。多くの人がそう感じたのではないかと私は確信する。
政治家を志す未知数の若者を率いて地域の挨拶回りをしてくれた、大先輩の偉大さを合同葬を通じて実感した一日でもあった。党員歴、わずか11年のにわか党員で、社民党を自虐的に「絶滅危惧種」と言うような一地方議員の私にとっては余りに大きな存在であったということを再確認することにもなった。
社民党の行く末を案じつつ、日本の「平和こそ」を貫いた故清水勇氏のご冥福を心からお祈りします。
合掌。