じゃが芋畑に電気柵を設置

昨年の今時、収穫を間近にした実家小田切のじゃが芋畑はイノシシの被害に遭った。8割が食い散らかされてしまった。7キロの種芋を植え付け丹精こめて育ててきたのに本当にがっくり。何頭もの足跡が畑一面に広がっていた。市道沿いで横には農具ハウス、藪からも離れているのについにここまで来たかとため息をついた。

イノシシに負けているわけにはいかない。そこで今年は「JAながの犀川営農センター」の指導をいただきながら電気柵を設置することにした。1セット2万2千円。水田にも被害が及ぶようになったため、2セット購入した。中山間地で農業を続けるには金がかかる。但し、年度末に補助金(2割)をいただけるとのこと。2万2千円でじゃが芋を買えばそれはそれは食べきれないじゃが芋が購入できるかもしれない。でも、畑を荒らすのは忍びない。種芋を植え、手間をかけて育てたじゃが芋を収穫する喜びには代えられない。(新じゃがで手作りコロッケを作るのが年中行事になっている。)

イノシシは既に近くの畑に出没している。食べ頃になったじゃが芋を虎視眈々と狙っているに違いない。少し離れた近所のおばさんの畑が荒らされたとも聞く。そこでいよいよ電気柵の登場となった。説明書を見ながら悪戦苦闘し、2時間ほどで小さなじゃが芋畑を電気柵が囲った。単1電池6本を直列につなぎアースを取る。流れる電流は12_A、電圧は6300V。さすがのイノシシもこれには退散だ。でもあの剛毛に果たしてどれほどのダメージを与えることができるのか、少し心配でもある。とにかく、やれることは何でもやる。拱手傍観という訳にはいかない。

荒廃が目立ち、野生鳥獣被害にやる気もなくなる中山間地農業を何とか継続していかなくてはならない。新じゃがコロッケを楽しみに頑張るぞ!