かくて市民ネットは孤高の一人旅

改選後初めての全員協議会が開催され、自己紹介が行われた。初当選の皆さんの名前と顔が一致しない。この39人で今後4年間の市政を担うことになる。4期目がいよいよ始まった。そして、会派届けである。市民ネットは今期も社民党公認の2人でスタートすることになった。9月議会において市役所第一庁舎・市民会館の建て替えの是非を巡る住民投票条例を巡って、「政信会」と議員提案の条例を共同提案したこともあり共同会派の結成について報道された経過もあったが結果として旧「政信会」は現職の3名に元職1名と新人1名を加え新たに「改革ながの」を結成したため、「市民ネット」は孤高の道を再び歩むことになった。

思えば1期目は竹内久幸市議(現在は県議会副議長)の後継とし「て市民クラブ」に所属した。6名であったため、代表質問権を有していた。そして2期目の当初から、竹内久幸市議の地元である朝陽地区を地盤とする後継者が「新友会」に鞍替えしたため5人となった。そして翌年には電気連合の組織内議員がこれまた「新友会」に鞍替えしたため、4人となってしまった。そして3期目。かつては社会党の推薦を受けた労組系ベテラン議員2人が「市民ネット」を離脱したため2人だけになってしまったのである。そして4期目である。社民党の凋落を象徴するような市議会における会派の現状は実に厳しい。

一方で民主党を名告って春の県議選で落選した2人が市議選では1人はトップ当選、1人は3位の上位当選を果たした。1人は「改革ながの」の会長に1人は無所属となった。市民からは判りづらい結果ではないだろうか。連合地域協議会はこの2人、もう1人の民主党員である2期目の現職(「改革ながの」)。そして何故か「新友会」の1人、そして12期目の労組系議員(「改革ながの」)、そして「市民ネット」の2人、総勢で7人をを推薦している。県議会の「改革・新風」の構図とは大きく異なる。働く者の代表としての位置付けを再確認する必要があると考える。いずれにしても「市民ネット」は存在感を示しつつ、これからも山積する諸課題に全力でそして正面から市民目線で取り組んで行く。