これでいいのか!社民党党首選、そして社民党の今後
社民党の党首選が終わった。結局、党首選は行われることなく福島党首が無投票で5選を果たした。阿部知子衆議議員がめざした開かれた党運営をはじめ、党の消滅の危機感の共有がなされなかった事は残念だ。「10人しかいない国会議員がいがみ合ってはいてはいけない。」との傍観者的なまっとうな言い分は判らないわけではないが、私は党首選をすべきであったと思う。懲りずに言いたい。福島党首はぬくぬくと参議院比例区で当選するのではなく、宮崎一区から衆議院選挙に挑むべきである。「泥臭さが足りない」との反省の弁もあったという報道もあったが、反省を具現化してもらいたいものだ。
衆議院選挙は今年中にきっとある。その時の選挙制度はどうなるのか。小政党が果たして今後も存在できるのか。保守2大政党だけが生きながらえるのか。あるいは大阪を震源地とする政治の地殻変動がこの国を更なる窮地に追い込んでいくのか。今年は大変な年になりそうだ。その時が迫っている。政治の世界に身を置く者として重大な決意をもって臨みたいものだ。
社民党の新春講演会が開催された。又市副党首が講演した。去年の福島党首のような華やかさはなかったが胸に落ちる話であった。参加者が幾分少なかったことは気がかりだ。労組の社民党離れが止らないと感じるのは私の過敏症のせいであろうか。総評、県評、社会党の時代はだいぶ前の話なのに未だに現状に変容できていない社民党がいる。どこにも起死回生の特効薬はない。ここが底なのか。まだまだどん底があるのか。それはこれからの社民党の活動ぶりいかんだ。死にものぐるいの闘いはまさにこれからだ。