ありがとう、小田切園!そして後利用は地区の悲願

小田切園は昭和60年4月開設以来26年が経過しようとしている。この間、職員の地元出身者雇用などの人的交流、地元農協や商店からの食材を始めとする物品の購入による経済的つながり、そして利用者の地区民運動会や文化芸能祭などの参加による文化的交流によって地域に溶け込み、地域になくてはならない存在であった。

その小田切園が障害者自立支援法、土砂災害防止法、そして社会事業協会の事業運営方針により小田切園を廃園し、新たに川中島御厨に施設を開設する。しかし、地区民は法律の変更によって小田切園がなくなってしまうことを無条件で受け入れることはできない。

平成20年10月には地区民の総意として小田切園の存続を求め要望した。残念ながら新しい施設の建設が始まり、利用者の皆さんの生活の場となるグループホームの整備が進むとともに新事業に向けて着々と準備が進行している。

当初の3月末をもっての廃園が6月まで先送りされるとの事であるが地元への説明が不足していた経過もある。そうした中、小田切地区住民自治協議会ではアンケート調査を行った。その結果を踏まえ小田切園の後利用を要望することになった。

後利用検討委員会の一員でもある私が窓口になって3月13日には社会事業協会と保健福祉部に、23日には市長に要望を行う。地区民の悲願でもある後利用の要望を真摯に受け止めてもらいたいと切に願うものである。