今月のメッセージ 3月

2月6日から8日にかけ市役所第一庁舎市民会館調査検討特別委員会で東京都文京区のシビックセンター、北九州市の芸術劇場、そして大野城市のワンストップサービスを視察した。2つの施設は規模的にいささか大きすぎて一概には比較できない。参考になる点も多くあった。詳しくはまた報告したい。一方で第一庁舎の建設を認めつつも新市民会館の建設については市民合意の形成プロセスに大いなる疑問を持っている。合併特例債の活用期限の延長により更なる市民説明を行うべきととの思いは今も消えていない。しかし、現実は冷酷だ。日に日に解体が進む旧市民会館を目の当りにすると現実と思いの大きなギャップ痛感せざるを得ない。

  • 文京区シビックホール(2012/02/06)
    文京区シビックホール(2012/02/06)
  • 政治とは理想(思い)と現実の狭間でどう折り合いを付けるかである。クールに粛々と。そう簡単に割り切れるものか?と反問しつつ、日々思い悩む。「論理を追求すれば必ず破綻する」と国家の品格の著者である藤原正彦氏が述べていると市長はよく引用する。私は決して原理主義者ではないと断言できるがどうしたら現況を好転させることができるのか。悩ましい日々が続く。

    3月市議会定例会が開会した。今回は質問の機会がない。市民ネットは2人だけなので12月議会で質問した私は今回質問できない。せめてもう1人いればと思うが、社民党や労働組合の現状では困難といえる。折しも社民党党大会が開催された。既に福島党首の無投票で5選を果たしている。(一連の経過について「もの申す」で私は思いを披瀝しているので是非とも一読していただきたい。)

    3月議会本会議で注目すべき論点は「次世代エネルギーパーク」、「新交通システムLRT」、「パルセイロのホームスタジアム整備」、「給食食材の安全確保補」等であろう。私は福祉環境委員会審議、委員長報告に対する討論で発言の機会を得たいと思っている。