新入生頑張ってね!
新年度がスタートした。午前中は青木島小学校、午後は更北中学校の入学式にお招きをいただいた。小学1年生は本当にかわいい。3月まで保育園や幼稚園に通っていた「やんちゃな子どもたち」がたぶん、おじちゃんやおばあちゃんに買ってもらったのだろう真新しい洋服に身を包んで元気よく入場してきた。
お父さん、お母さんの感激もひとしおであろう。地域の皆さんの見守りもあり元気に通学してもらいたい。なかには友達との関係がうまくつくれなかったらり、発達障害などにより様々な困難に直面する子ども少なからずいると思う。そんな時は家族だけで悩むのではなく、学校や保健所、教育委員会などに相談していただければと思う。
過日の信濃毎日新聞に医療ケア(痰の吸引)を必要とする小学生1年生の入学に際し、市教育委員会が独自に看護師を特別支援教育支援員として小学校に配置するという記事が掲載された。県内の小中学校に在籍している医療的ケアが必要な児童・生徒は小学校23人、中学校7人(「医療的ケアを必要とする子ども達の教育と生活を考える会」2010年10月調査)いる。そのうち公費で雇用した看護師が医療的ケアに対応しているのは、松本市の波田小、木曽町の福島小の2校のみとのことである。他のケースは保護者が子どもと一緒に登校し医療的ケアを行う場合が多いという。しかし保護者が毎日学校に通うのは負担が大きい。親の都合で学校に行けない場合は子どもも休むことになってしまう。
私は平成22年の12月議会において医療的ケアの必要な保育園児の入園に際し看護師を配置して対応すべきと質問した。波田保育園の実例を紹介し、市の対応を求めたが前向きな答弁はなかった。それから2年。今回の教育委員会の取り組みは大いに評価できる。画期的な事業といえる。新学期が始まったばかり。実施状況を検証しながら今後に続く良い事例となることを期待したい。そして制度化されることが次なる課題だ。