今月のメッセージ 5月

5月1日 メーデーである。第83回県中央メーデーが城山公園ふれあい広場に4,200人(主催者発表)を集め五月晴れの下に、開催された。市議会議員として13回となる。今年はゴールデンウイークの前半と後半の谷間のウィークデイとなったため、小学生の参加もなく例年に比べ少ないと感じた。

メーデーはメーデーである。5月1日に行うからこそメーデーなのである。中央メーデーは代々木公園で4月28日に開催された。メーデーではない。ようこそ!ユニオン・カーニバル!とのチラシをHPで見て驚愕した。子どもイベントスペース。ステージイベント・ショースペース。子ども達が休みでゴールデンウイークの初日に開催したがそれはまさにカーニバルだ。いつからメーデーが労働者の祭典からファミリーサービスの日になってしまったのか。労働運動の衰退を象徴している。

メーデーの原点はシカゴにおいて8時間労働を求め1886年5月1日にストライキを行ったことに由来する。1日12時間から14時間労働が当たり前であった時代に8時間労働を求めたのだ。

東日本大震災復興支援がメインテーマとなり、連合はその最大の支援組織であることを確認することはできた。しかし、しかしである。福島第一原発事故、脱原発、再生可能エネルギーへの転換、TPP問題はどうした。関係する産別への配慮は理解できるが、忖度することはない。メーデーの原点に戻らなければならない。組織率が下がる一方の労働組合。働く者の代表と言いつつも組織されていない労働者が多数を占める現状の中で、であるからこそ組織化された労働者がキチンと労働者の権利を主張し経営側と交渉することこそが重要なのである。労働者よ団結せよ!