小田切は野生王国?

ケーン、ケーンと高い鳥の鳴き声。雉子だ。実家の棚田の代掻きに連休を挟んでほぼ毎日朝5時起きで小田切に通う。早朝の市道でしばしば雉子と遭遇する。それにしても雄は綺麗だ。

助手席に常時準備しているデジカメを持ってそっと車を降り、ゆっくり近づく。近くには茶色の雌がいるはずだ。いたいた。驚かさないように雄に近づきカメラをズームする。そしてシャッターを切る。ペアの雉子が集落の近辺にたくさんいる。豊かな自然の中、野生動物がいきいきと活動している。猪や鹿など有害鳥獣もいる。里山が荒れ、耕作放棄地が増える中、藪が耕作地を取り囲み、里山との境がなくなった。

荒廃地を増やさないためにも頑張らなくては!一度荒らしてしまった田んぼの再生は難しい。それを肝に銘じる。連日の5時起きがじわじわと体にこたえる。そんな中、野生動物との遭遇、そして北アルプスの遠望など豊かな自然が元気を与えてくれる。

山の田んぼの土は粘土。田植えの1週間前には代掻きを行い準備万端としなければならない。来週は15日から行政視察もあって今週の土日には作業を完了させなければならないのだ。半農全政治を標榜する私にとって1年で最も忙しいゴールデンウイークが続いている。