脱原発集会10万人集会に参加,17万人の人波が代々木公園を埋め尽くす!
7月16日、東京・代々木公園において「さよなら原発10万人集会」が開催された。原水爆禁止長野県協議会の呼びかけに100人を超える市民、民主団体、労働組合員、社民党などが応じ、東北信と中南信からバス2台で東京を目指した。私も長野地区の一員として参加した。会場近くでは長野県からの他の団体にも遭遇した。個人参加も含め大勢の方々が参加したものと思われる。
著名な呼びかけ人、内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔(敬称略)がステージ上で市民・市民団体に脱原発をアッピールしたサッカー場がどこにあるのかはよく判らなかったが公園全体を埋め尽くす人並みをかき分けながら、所定の場所(NHKのふれあいホール前)に辿り着いた。中央ステージの盛り上がりを感じられない中、県労組会議事務局長の機転により急遽、北陸信越の5県の原水禁や平和フォーラムよるブロック集会が始まった。各県代表が脱原発に向けて、決意表明を行った。そして、福島県から避難している「手をつなぐ信州3.11の会」の森永さんが福島におけるかつてのコミュニュテイが分断され、避難するも地獄、留まるも地獄とも言える辛い現況を切々と訴えられた。昨年、地区労組会議の集会でお話しを聞いたが今回の話も心にしみた。長野県労組会議議長の音頭で団結ガンバローを三唱し、デモに向け、脱原発に向け気勢を上げた。
そして、2時間かけ渋谷コースのデモ行進を行った。長野県隊の威勢のいいシュプレキコールがビルの谷間に響いた。35度を超える猛暑日、強い日差しで腕は真っ黒になった。農作業ではない汗を久しぶりにかき、心地良い達成感といささかの疲労感で帰りのバスは揺りかごとなった。
帰宅後、ニュースを見た。主催者発表で17万人、警察の推計(? 正式発表はないらしい)では7万5千人。いつものことだがこの大きな開きはどういうことなのか。第三者が公正に計測してもらいたいものだ。そして、NHKニュースの扱いの小さいことも気になるところだ。著名な呼びかけ人についての報道がない。真実は自分の目で確認しなければいけない。自分の肌で感じることがどれほど大事なことか、改めて感じる一日でもあった。