請願者の説明を聞く必要はない?議会改革に逆行!

9月議会本会議一般質問が終わった。サッカースタジアム改修に伴う80億円の債務負担行為の設定する補正予算案が提出されたことを受け、財政問題など多くの議員が質問した。分かったことがいくつかある。その1つ。社会資本整備費総合交付金として国交省に申請した38億円の確保は補償されていないこと。2つに大規模プロジェクトの見直しはしないこと。(財政部長の答弁は自信に満ちていた)いずれにしても、ていねいな市民説明が必要だ。説明の方法が市長と企画政策部長の答弁に違いあるのが気がかりではあるが、なるべく早くきちんと説明会を行うことを望むものである。

一般質問が終わった14日、福祉環境委員において委員会に付託された提出された請願の審査において請願者の説明を求めるか否かについて協議した。結果、驚くべき結果となった。なんと、「放射性物質検査の充実を求める請願」について賛成したのは私と改革ながのの2名。新友会、公明党、無所属議員の6名が賛成せず、賛成少数により請願者が説明したいとの意向にもかかわらず請願者の出席を求めないことになった。また、「長野医療圏に2か所目の救命救急センターを指定することを求める請願」についても賛成したのは私と改革ながの、無所属の3名。新友会、公明党の5名が賛成せず、賛成少数により請願者が説明したいとの意向にもかかわらず請願者の出席を求めないことになった。私は議会基本条例の検証と議会改革検討員会が集中審議を行い議会改革を進め、開かれた議会、分かりやすい議会をめざす方向に逆行するではないかと指摘したが請願を通したくないとの強い意志を打ち破ることができなかった。市民と議会との距離が更に遠くなってしまうことを危惧する。

請願者の皆さんには当日委員会を傍聴し、反対した議員の発言に注目していただきたい。