今月のメッセージ 11月

社民党の月刊誌、その名も「月刊社会民主」11月に編集部からの原稿依頼に応え、寄稿した。党員としての経歴の長くない。また、「突っ張っているな」と言われるかもしれないが現状を率直に顧みながら今後の社民党の躍進を願い拙い文章にまとめた。以下一部を掲載させていただき、今月のメッセージとさせていただきます。

私の議員活動の柱の1つは議会活動です。当事者の切なる思いを大切にして議会において質問し、意見を述べています。給食食材の放射能検査体制の確立、障害者自立支援法や後期高齢者医療制度の抜本的見直しなどを求める数多くの請願の紹介議員として採択に向け努力をしてきました。

2つ目は地域の労働団体や民主団体と共闘する、護憲・平和運動の取組みです。毎月9日を憲法9条にちなんで「9の日行動」と名付け、長野駅前で街頭宣伝行動を継続して行っています。憲法改悪を阻止するため、これからも大きな声を発していきます。また、オスプレイの強行配備の撤回と長野市上空もルートに予定されている低空飛行訓練の反対運動をいつ墜落するかもしれない不安の中で暮らす沖縄の皆さんと連帯して取組んでまいります。

3つは中山間地農業の継続と農地の荒廃を食い止める取組みです。長野市は総面積の7割近くを森林が占めています。私はそうした中山間地の養蚕専業農家の長男として生まれました。過疎化と少子高齢化により農地の荒廃が進んでいますが、現在も猪や鹿など野生鳥獣と格闘しながら棚田で稲を、傾斜のきつい畑で大豆・小豆をつくっています。地域活性化グループの仲間と蕎麦も栽培しています。これからもできる限り農地の荒廃を防ぐ活動をしていきます。

4つ目は社民党の活動です。私は現在、県連合の政策審議会長、長野総支部の幹事長を務めています。県内の社民党はかつて「信州社会党」と呼ばれ、農民運動や青年団運動、労働運動に支えられ党勢を拡大し、戦後から一時期を除き93年まで2〜5議席を維持してきました。96年に党名を社民党に変えてからは96年、2000年に比例で復活党選したものの2003年以降、長野県において社民党は衆議院の議席を失ったままです。

集団的自衛権の権利を行使に言及する安倍自民党総裁、武器輸出三原則の緩和を決めた民主党政権に対し護憲と脱原発を正々堂々と主張する社民党の存在が重要です。北陸信越ブロックでの議席奪還のため最低1人の候補者の擁立に向け全力で取組んでいきます。

党員の減少、高齢化。組織率の低下など厳しい環境にある労働組合運動。無党派層の更なる増加などイバラのみちのりですが、信州社民党再建のため全力で闘います。