ようやく導入された放射能測定器
昨年9月から三度にわたり、消費者庁による食品の放射能測定器貸与事業に申請したにもかかわらず、選定から漏れ続けていた。ようやく第四次配分でNaIシンチレーションガンマ線スペクトロメーターの貸与が決定し、保健所に機器が導入された。私は昨年10月25日、市独自にゲルマニウム半導体検出器を保健所に導入し、食品の放射能測定体制を確立するよう市長に要請して以来、再三、議会でも質問してきた。(詳細は議会での質問を検索されたい。)
結果として、中核市の品格を持たず、独自にゲルマニウム半導体を導入することはなかった。導入した機器を有効に活用し、給食の安全安心を確保してもらいたい。しかし、稼働日数が週2日では市民の期待には応えられないと思う。検査を依頼する環境部環境政策課、教育委員会保健給食課、保健福祉部保育家庭支援課、農林部農政課と検査を行う保健所環境衛生試験所が有機的に連携し検査計画を作成し、検査体制を構築することが重要である。そのためには検査する側の環境衛生試験所に責任を負わせるのではなく環境政策課が主幹課として責任を果たすべきと考える。
環境衛生試験所の所長さんに忙しい中、ご説明をいただいた。待ちわびた機器を有効に活用してもらいたいと強く訴えた。願わくは、いや是非とも県北信教育事務所のガンマ線スペクトロメーターや、県環境保全研究所のゲルマニウム半導体検出器に頼るのではなく、市もゲルマニウム半導体検出器を導入し独自の検査体制を構築してもらいたいものである。それこそが、県都として中核市の品格と考える。