総選挙 5区に池田幸代氏を擁立

「近いうちに解散」するとした野田首相が約束(?)どおり衆議院を11月16日解散した。3党合意での約束(?)から100日目のことである。これが近いうちなのか、あるいはそうではないのか、見方は様々だ。とにもかくにも総選挙となった。東日本大震災の復興もままならない中、700〜800億円とも言われる選挙費用をかけ、政治空白をつくってはならないと某労働組合幹部も主張していたと記憶するが私はそうは思わない。

マニフェストにない消費税増税を「税と社会保障の一体改革」の美名のもとに3党合意と称する密室談合によって断行した野田民主党政権は領有権をめぐる中国・韓国と外向的のみならず、経済的にもに大変厳しい状況にある。一向に上向かない景気情勢、内憂外患とも言える現状に日本全体を閉塞感が充満している。支持率が20%を切り、党を掌握できない野田首相に来年の7月まで政権を担っていただくことは国益に反すると考えるからだ。

12月4日告示、16日投票の日程が決まった。衆議院議員6名、参議院議員4名の計10名の社民党にとって崖っぷちの選挙が続いているが、今回の選挙は正真正銘の党の存続をかけた闘いとなることは間違いない。その上、政審会長を務めている阿部知子議員が離党し、「みどりの風」に移ると報道されている。脱原発を始め、どれほどの違いがあるのか良くわからないが「阿部さん、何故?」と直接問いたい。阿部さんは社民党新春パーテー、自治体議員団会議の研修など何度もお会いしている。福島党首の無投票5選に際しても対抗軸として持論を展開されていた。私も福島氏の無投票5選には異を唱えた。(もの申す2012/01/28を参照されたい)しかしである。しかし、政審会長を受けて野党との丁々発やり取りはいったいなんだったのか。

紆余曲折の末、社民党は5区に池田幸代氏を擁立することを決めた。2003年以降、長野県において社民党は衆議院の議席を失ったままである。北陸信越ブロックにおいて1議席を獲得するという社民党の悲願を達成できるよう、空白区の1区において社民党の比例票の獲得に全力を尽くす覚悟だ。池田幸代氏は同姓ではあるがもちろん妹でもないし、親戚でもない。これもご縁である。池田幸代氏のはじける笑顔が見られることを切に願う。頑張らねば・・・