今月のメッセージ 12月
私が14年間職員としてお世話になった社会福祉法人長野市社会事業協会には労働組合がある。正確には組合は19年前に8人の仲間と組合を設立したのである。市の外郭団体として多くの福祉施設を設置運営、或いは市から委託されて運営していた。当時、理事長は長年、市長が務めていた。(中核市移行に伴い福祉施設の監査事務が市の事務となったため、それ以後 市長は理事長を務めていない。)事務局長はじま多くの市の退職職員が施設長を務め、市との人的、財政的つながりの深い団体である。職員組合がなかった時代、給与は市に準じるといいながら給与表(行政職第1表)で3号俸低かった。福利厚生面を含め、市において変更があればそれに準じて順次適用され、事業協会独自では何もできなかったのが実態である。
「それではダメ!」利用者へのサービスの向上のためには職員の資質の向上が必要であり、そのためには賃金労働条件を改善し、職員の労働意欲を高くすることが重要である。市の職員労働組合、自治労県本部のサポートをいただき1993年11月27日に組合が産声を上げたのである。私は初代書記長として組合の屋台骨を支えた。その後、2代目の執行委員長となり、晴天の霹靂で1999年9月に市会議員にさせていただいた。現在の執行委員長は5代目になる。初代、3代目の執行委員長は管理職として社会事業協会の中心的役割を担っている。
今年組合は20回目の定期大会を迎えた。産声を上げ、よちよち歩きであった組合が20歳となった。公共民間職場の組合として県的にも、全国的にもその活動が高く評価されるまでに成長した組合が、福祉や労働運動を取りまく環境が大変厳しい時代にあっても今後も設立の原点を見失うことなく更に大きく発展していくことを強く願いつつ、大会を締めくくった「団結ガンバロウ!」の握り拳に力を込めた。
いよいよ今年も残すところ1か月となりました。そうでなくても12月市議会、労働組合の定期大会、様々な団体の忘年会、実家の冬支度等々で慌ただしい中、総選挙が加わりました。議会とも重なります。できる事、やるべき事をやり抜かなければなりません。
一段と寒くなります。皆様にはお体には十分にご留意いただき、師走をお過ごし下さい。
【社事協職員組合第20回定期大会】