給食職員労働組合 第10回定期大会 団結ガンバロウ!

第一学校給食センター、第三学校給食センター、そして豊野学校給食センターで働く嘱託職員の皆さんによって結成されている長野市給食職員労働組合の第10定期大会が開催された。第二学校給食センターの民間委託反対闘争を契機に長野市給食職員労働組合が結成されてから10年目の節目を迎えた。篠ノ井東福寺に建設された第二学校給食センターを(株)東洋食品に民間委託するとの当局提案に反対し、赤旗をなびかせセンターの回りをデモ行進したのがついこの間のような気がする。安全で美味しい給食を直営で子供たちに提供すべきと3万枚のチラシも配った。市長の民間活力導入の象徴でもあった第二校給食センターの民間委託はこの間O26や度重なる異物混入など課題を抱えつつ、今日に至っている。

そして今、第四学校給食センターの建設が急浮上してきた。三月議会において建設場所を明示しないまま用地取得のための債務負担行為として4億600万円が提案され議決された。12月議会において1億2,000万円が補正され債務負担行為は合計5億2,600万円となった。豊野学校給食センターの吸収も考慮して建設場所も決定された。43億円という巨費を投じる一大事業は大規模プロジェクトに位置付けられた。O26等のリスクマネージメント、関心の高い食育、地産地消、地域の雇用など多面的な観点から自校方式も再検討する必要があるのではないだろうか。(その点も含め本会議で質問した)

豊野地区の小中学校や保護者の皆さんへの説明、豊野学校給食センターで働く職員への説明も必要である。手順をおった丁寧な説明が必要不可欠と考える。12月議会においては市民説明会を開催を求める請願も提出された。賛成少数で不採択となったが、今後の課題として議会も当局も真摯に受け止めるべきである。給食センターの職員は既に嘱託職員が過半数を占めている。今後、市職労現業評議会に結集する正規職員と連携し、対策委員会を立ち上げての対応が急がれる。

第四学校給食センターの建設のあと予定されている第三学校給食センターの改築に25億円、第一学校給食センターの改築に20億円の経費が試算されている。合計88億円という巨大事業について議会もきちんとチェックする必要がある。当局の説明責任は大きい。給食労、市職労現業評議会との連携の下、私も全力で取り組んでいきたい。

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