消防出初め式 無火災・無災害を誓う
1月5日 新年恒例の消防出初め式に出席した。今年もホクト文化ホールで市長観閲と式典が開催された。小寒を迎え大変寒い中、きりっと引き締まった空気を切り裂いて整然と行進する消防団員は頼もしく見えた。昨年の組織改編により、団長、副団長のもとに方面隊長が位置づけられた。究極のボランテイアともいえる消防団員のなりてがなく、定員割れをしている分団もあるということだが地域住民の安全と安心を守るため常備消防としての消防局と消防団が有機的に連携が保持されることを強く願う。
小田切に居住している間、そして青木島に転居後の計12年間ほど私は小田切分団に所属していた。少子高齢化、過疎化の中で中山間地において団員の確保は困難である。市街地に居住しているが、「いざ火災」「出動」の連絡を受け駆けつける団員も少なくない。班長や部長を経験した人がヒラ団員として再び消防団に復帰してもらうことは珍しくないのが実態だ。七二会分署、安茂里分署も近くにあるが消防団への地域住民の期待は大きい。
鬼無里分署、飯縄分署における消防隊と救急隊を兼務したいとの当局の提案を白紙に戻したが、市街地と中山間地における命の重さに差があってはいけない。都市内分権のいう「地域でできることは地域で行う」という美名のもとに、地域間格差を更に広げることは許されない。今後も主張していかなくてはならない。
ところで式典の中で国会議員の挨拶であるが、本人出席の衆議院議員3名、参議院議員3名が挨拶した。衆議院議員は1人が3人となった。(他に2区選出の2人の衆議院議員の秘書も代理出席した。)短めではあったが、衆・参それぞれ代表でもいいのではないかと思ったのは私だけではないと考える。とにもかくにも地域のために協力して働いてもらいたいものである。党利党略によってバラバラであってはかえってマイナスとなることが多いと言わざるを得ない。
いずれにしても無火災・無災害を切に願う。
【出初め式・消防団旗手行進】