吉田党首、護憲を強く訴える!
恒例の社民党新春講演会、引き続いての前進パーテイが開催された。吉田党首は2010年7月の参議院選挙で初当選し、2013年11月の党首選において社民党第4代党首に就任した。党首全国キャラバンで全国を駆けめぐったが党首として長野を訪れるのは初めてである。
大分県臼杵市の船大工の長男に生まれ、小学生時代から新聞配達や牛乳配達を行い家計を支えた。工業高校を卒業したが、普通教科を1年かけ勉強し、九州大学農学部に入学した。学費と生活費を新聞配達や家庭教師で賄った。苦労されたのだ。大分県職員となり、農業土木職員として県内を駆け回った。その後労働組合運動に身を投じ、書記長・委員長を歴任した。自治労組織内の県会議員として3期を務め、2010年の参議院選挙で初当選した。
小田切の養蚕専業農家に生まれ、地元の信州大学に進学し、学費や生活費を親に頼ることなくアルバイトで賄った私は大いに親近感を持つ。福島前党首のような華やかさや、又市幹事長の発進力に比べるといささか影が薄い。実直な風貌からは誠実さは感じるがオーラは正直、強いとは言えない。しかし、私は党首に大いに共感する。国会議員が5人だけの弱小政党の党首として愚直に突き進んでもらいたい。
来年は吉田党首と福島前党首の二人が改選となる。現状の党の力では二人の当選は無理であろう。吉田党首の再選のため戦略を早急に取り組まなくてはいけない。党首の再選なくして社民党の再生はない。