県護憲連合第60回定期総会

毎年2月11日に開催されている県護憲連合の定期総会が開催された。私は長野地区護憲連合の事務局長を務めている。自動的に県護憲の理事の任を負う。安倍内閣の集団的自衛権行使容認、憲法改正への動きに歯止めをかけなくてはならない。15年度運動方針は明確だ。

記念講演は代表委員の一人でもある佐藤弁護士が父親が従軍したインパール作戦に象徴される太平洋戦争の悲惨さを語られた。そして、こうした歴史的事実を無かったこととし、安倍首相が戦後70年の首相談話において植民地支配や侵略の加害者としての反省とお詫びを明記した村山談話を否定するような表現となることへの危惧を表明された。

「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる。我々は若かろうが年をとっていようが、みな過去を受け入れなければならない」。先月31日、94歳で逝去されたドイツのワイツゼッカー元大統領の名演説である。この言葉の重みを今ほど感じる時はない。