ひろげよう脱原発!
福島第一原発の大事故からまもなく4年となる3月8日、千歳公園において「つながろうフクシマ!ひろげよう脱原発!3・8長野行動」と題した集会が開催された。冷たい小雨が降る中、およそ200人が集まった。マイクを握ったマブソンさんが熱く脱原発を語られた。それにしても日本語がうまい。長い漢字ばかりの熟語が淀みなく次から次に出てくる。驚きである。脱原発をうたった彼の句集を日本の出版社は出版を拒んでいる。彼は怒っていた。もっともである。
鹿児島の川内原発再稼働に反対するアピールが読み上げられた。一部を紹介する。「福島原発事故は、放射能汚染水処理はままならず、汚染廃棄物も増え続けているではありませんか。溶け落ちた炉心には近寄ることさえできません。放射能に追われ、暮らしを破壊されて、家やふるさとを奪われたままの福島の人々が、今なお12万人もいます。地球を汚染し、ふるさとを破壊した責任を取った東電社員、政治家、財界人、科学者は誰もいません。そんな中での原発再稼働は人類に対する犯罪行為です。川内原発の再稼働のスイッチを押してはなりません。」
集会の後、小雨の中をデモ行進した。約30分で駅前に戻って来た。新幹線の金沢延伸で賑わっている駅前に集う人達は冷めた目でデモを見ている。大きな溝を感じるデモ行進でもあった。