トーク之四「1と共に」
K おまえが悪いねん
Y なにがやねん
K もうちょいパパッと話したらええねん
Y おまえがグダグダ話延ばしとるんやないかい
K(笑)何言うとんねん!俺はいつもハイウェイかっ飛ばすかのごとく話題さろうてるわ!
Y そうかいな
K テンポや、テンポ!おまえはお題を言い出すまでが長いねん
Y 長いかあ?
K 長いねん!もう、料金所抜けたらすぐ200km!
Y 危ないわ
K 俺は大丈夫!孤高のハイウェイヤーやから!
N ハイウェイヤー?
Y『どうもKさん』
K はいどうも
Y『サイコロで100回連続「1」を出す方法を教えてください』
K おー、来たねえ!
N 直接や(笑)
K バスン!来たねえ
Y よっぽど知りたいんでしょうねえ
K なるほど……100回ね。オレは102回まで行ったけど
Y ギリギリやないか
K(笑)連続何回まで行けるか、オレが記録作るみたいな機会があって。当時50までは行ってたんやけど、そっからが未知の領域やってんな。で「今回は行ったる」と
Y なるほど
K そこである方法を教えてもろたんや
Y ……誰から?
K サイコロ振ってたら、急に声が聞こえてん。つまり「こうしたらええんちゃう?」みたいな
Y ボソボソッと聞こえたんや?
K「おまえはこうしとるけど、こうした方がええんちゃう?」みたいな
Y はい
K 三つぐらい条件があってん。一つ目は「サイコロを毎日持ってなさい」
Y(失笑)
K サイコロをこう持つやろ(手のひらにサイコロを置くマネ)。必ず「1」を上にして、ずっと持ってなさいと
Y ああ、ああ(笑)
K 寝る時はこう(額の上に置く)
Y 分かった、分かった。翼くん方式やな
K(笑)そうそう、ボールは友達、みたいな感じでな。そいつが言うには「1と共に」
Y「1と共に」
K「1の事を好きであれ。さすれば1も君が好きになる」
Y 宗教みたいやな
K それが一つ目。まあ、それ言われたんも大会の前日やけどな
Y まあ、遅いわな(笑)
K 二つ目が「前日には敢えて1を離せ」
Y なるほど!
K「4とイチャイチャしろ」と
N そこで4かあ
Y「1」を嫉妬させる訳ですね
K 1にしてみたら「昨日まで私といて何よ」やわな。風呂にしても「なに4をヘソに入れてるのよ」とそう思う訳や
Y 痛いわ(笑)
K「あんだけの事をしてくれたのに」
Y ははははは
K「こんだけの事をする用意があるのに」
N わははははは
K で、当日に改めて1を持つ訳や。すると1はええ感じにやる気になるのよ
Y なるほど。あと一つ
K ん?
Y え?
K で、当日。連続50回まで出ました。ここまではまあ、実力やわ
Y 今の「ん?」は何なの?
K「K選手、50回目が出ました!記録タイです!」ここで声が「50まで行ったら、ある事をしなさい」と
Y はい、三つ目出た
K それをしたら100行けてん
Y それは何ですか?
N(笑いを堪えている)
Y さあ、それは何ですか?
K ホンマは102回まで行けてんけどな
Y それは分かった
K 100回まで行った後にさらに2回
Y 分かった言うてんねん
K それで許してやれよみたいな
N はははははは!
K(笑)(アナウンサーのマネ)『50まで行きました!前回の記録だ!』
Y おお、次はどうや!思うわなあ!
K『次は5か!?』
Y おう!
K『4なのか!?』
Y おおう!
K『コロコロコロ……おおーっと!』
Y 1やろ!
K・N(爆笑)
Y その後さらに51回出るわ!
K(びっくりした顔をして)おまえ……すごいな
Y(笑)いや、知っとるわ!何をして1が出たかが問題やねん!
K ああ、そうやった(笑)
Y 何をしてんや!?サッと言え、サッと!
K まあ、振る前に、こうやって1を見るわな。チラッと見るねん(サイコロを見るマネ)
Y チラッと1を見る(Kの動作を追う)
K 次に1を日に当てる(サイコロをかざすマネ)
Y はあ、1を日に当てる(動作を追う)
K で……
Y で?
K めっちゃ涼しげに……(ウインク)
Y・N はははは……
K 前日までめっちゃ優しくしといて、前日につれなくしておいて、いざという時に涼しげなウインク
N ははははは
K これですわ
Y その一回のウインクだけで、1はその後50回もつんや
K ホンマは200回もったはずなんやけどな
Y え?じゃあなんで50回で切れたん?
K ん?
Y(笑)行き当たりばったりなこと言うなや!
K(笑)ウインクをな……
Y ウインクを?
K 間違えて「3」にしてもうてん
N 最悪だー!
Y それでも50回は出たる1が健気やな
K ははは……(笑)うん、これはそういう話やねん
Y そういう話か(笑)
K うん、そうしといて(笑)