将棋倶楽部24のレーティング

日本最大の将棋レーティングについて考える


  • 将棋倶楽部24は、唯の将棋道場ではありません。インターネットな将棋道場です。
  • 将棋倶楽部24は、インターネットとともに成長しました。 そして今、日本最大の将棋レーティングでもあるのです。

 日本最大の将棋レーティング

 インターネットが広く普及する前のパソコン通信時代から、通信回線を介して将棋対局を行う人たちはいました。 けれども、それはパソコンに精通していてかつ将棋も趣味としているというごく限られた人たちでした。

 1999年、将棋倶楽部24が開設されて以降、一般家庭へのパソコンと常時接続回線の普及率は著しく向上しました。 現在では通信回線を介しての将棋対局は特別なことではなくなりました。 Webへの接続環境さえあれば、誰でも、どこでも、誰とでも、将棋対局ができるようになったのです。

 そして今、将棋倶楽部24は、単にインターネット上の将棋道場であるというだけではなく、日本最大の将棋レーティング でもあるのです。

  インターネットな将棋道場

 将棋倶楽部24は インターネットな将棋道場 です。 それは、いろんな観点から ボーダーレス であることを意味しています。 そしてこれはオフラインでの将棋対局とは全く異なる部分です。

  • プロの枠やアマの枠がない
  • 地域の枠がない
  • 時間の枠がない

 オフラインでの対局は、対戦相手の枠がある程度限られています。 例えば、職業棋士なら職業棋士の枠の中での対戦が多いし、アマならアマの枠の中での対戦が多いのが普通です。 プロとアマが対戦する機会がないわけではありませんが、それは特別な場合です。 普段はプロとアマとの間には仕切があります。

 ところが インターネットな将棋道場 にはプロとアマの仕切りがありません。 将棋のルールを覚えたばかりの初心者からプロ並の実力とされるものまで、皆、同じ対局室で戦っているんです。

 また インターネットな将棋道場 には地域の枠がありません。 参加者の中で一番強いのは誰かを決めるイベントにしても、いちいち地区予選なんかやらずともよいし、居住地がどこであろうとリアルタイムでイベント観戦ができるのです。

 さらに インターネットな将棋道場 には営業時間の枠もありません。 24時間、いつでも営業中です。

  日本最大の将棋レーティング

 将棋倶楽部24ができて間もない頃、レーティング対局室は今と比べると閑散としていました。 画面スクロールをしなくても、ライバル達を簡単に見つけることができる程でした。

 それがどうでしょう。 2004年には登録会員数が16万人を突破しています。 ピーク時のログイン数は「東京道場」だけでも入場制限の3000人に達しています。 1日あたりの対局数は、オフラインでの将棋イベントとは比較にならないほど膨大です。

 将棋のレーティングは、将棋倶楽部24以外にもいろいろあります。 しかしながら、以下の観点について言えば、倶楽部24のレーティングが日本最大であるのは間違いありません。

  • 参加者の実力範囲
    倶楽部24のレーティング参加者の実力は、初心者からプロ級にまで及びます。 ひとつのレーティング集団の中で、参加者の実力がこれだけレンジが広いものは類がありません。
  • 1日あたりの対局数
    1日あたりの平均対局数は、優に2万局を超えています。オフラインのイベントとは桁違いです。

< IT環境 >

 将棋倶楽部24が開設されたのは1999年です。 それから5年を経過してIT環境は大きく進展しました。 特に消費者個人ベースにおけるインターネット接続環境の進展は目覚ましいものがあります。

 総務省統計局IT関連統計資料集【平成15年度版】によれば、1999年当時のパソコン世帯保有率は37.7%、インターネットの世帯利用率は19.1%となっています。 それが2002年には、パソコン世帯保有率71.7%、インターネットの世帯利用率54.5%となっており、将棋倶楽部24を取り巻くIT環境は急速な変化の途上にあります。


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