2022年4月7日(木)
 懐かしい、大先輩に会えました
 昨日から今日にかけて、小中学校の入学式や始業式が全道的に実施され、多くの児童・生徒たちの新年度が、本格的なスタートを切った。▼午前10時前に、ゴミ出しに外へ出た折、ランドセルを背負った男の子が両親を従えるようにしながら、元気な足取りで校区の小学校に向かう姿に出会った。思わず、「入学おめでとう!!」と声を掛けると、にっこりと笑顔を見せて「ありがとうございます!」と、頭を下げてくれた。両親も頭を下げて通り過ぎたが、満面の笑みで幸せそうな雰囲気が全身から溢れている感じで、小生もお裾分けしてもらったな感じであった。そして、4月を迎えた実感を一段と強く持てた次第であった。
 
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 昨日、小生が卒業した余市高校(現、紅志高校)時代の同期で、卒業後、旭川高等看護学院を出て日赤病院に退職時まで勤務した女性に、久し振りに会った。彼女とは、小生が旭川市内の中学校に勤務することになった昭和43年から、余市高校卒業の同期として旧交を温めてきた仲であった。娘の誕生時には日赤での出産で世話になり、カミさんも含めての交流を続けてきている間柄である。▼その同期から、先週、電話があった。内容は、余市高校時代に学校の事務職員として勤めていた女性が、旦那さんが亡くなった後、市内東光に妹さんと二人で住んでいる。二人とも90歳代になっているが、彼女は最近、足腰が弱くなってきているので、小生が入院していた勤医協一条病院での定期のリハビリを受けたい。そこで、受診する上での手続きなどの情報を知りたい…、と妹さんから頼まれたので手を貸してほしい…とのことであった。実は、この事務職員だった女性は、我々の高校時代「サザエさん」の愛称で呼ばれていた人で、小生の兄たちとも親交があって、ニセコ登山にも出掛けるなどもしていた。小生が旭川に住むようになってからは、余市高校に縁のある大先輩として、小生も何度か会うこともあったが、ここ十年余は音信も途絶えていたのであった。▼10時過ぎ、同期の家に小生が迎えに行き、勤医協クリニックの受付で、どのような手続きを踏んだらいいかを受付の事務員から同期が聞き取り、同じ東光地域に住んでいる「サザエさん」の所に知らせに行くことになった。その時に、同期が「木村君も奥さんも暫く会っていないんだから、一緒に行こうよ・・・」ということになり、急遽、我が家へ行ってカミさんを伴って、11時過ぎの「サザエさん」宅訪問ということになった。▼同期が、病院への対応について妹さんに話している間、小生は、家から持って行った「卒業アルバム」なども見ながら、「サザエさん」と60年余前の兄たちや先生たちの話を含めた、実に懐かしく楽しい会話に話が弾んだ、「サザエさん」も妹さんも、90歳を過ぎているとは思えないほど、元気に会話し、笑い合っての楽しい時間であった。小一時間ほど、飲み物やお菓子などをご馳走になり、再会を約して、午後1時過ぎに「サザエさん」宅を後にしたのである。帰路、同期を家に送り届ける前に、神楽岡の「六花亭」で昼食を摂り、その後、同期の家まで送って行く、慌ただしいながらも楽しい半日が終わったのであった。▼話は変わるが、先週までNHK「朝ドラ」の再放送「マー姉ちゃん」を視聴していた。漫画「サザエさん」の作者・長谷川町子の姉・毬子が主人公のドラマである。この日、訪れた90歳代の姉妹の丁々発止のやり取りに接して、久し振りに会うことができた人の愛称が「サザエさん」であっただけに、ドラマの登場人物である長女「マリ子」と次女「マチ子」の姿とダブって、不思議な感覚での「楽しさ」を味わわせてもらった次第であった。
2022年4月1日(金)
 いよいよ新年度スタート…
 桜前線が順調に北上する中、公官庁や各種学校などが新年度のスタートを切る卯月・四月を迎えた。▼昨日(1日)は、幼いころから「嘘をついても許される日」=「エイプリルフール」として記憶されてきた。が、小生としては、「長兄の誕生日」なので、「四月バカ」という言い方もあり、使うのに多少後ろめたさを感じることもあるが、忘れることのない新たな月のスタート初日である。昨日、いつもはラインでやり取りをしていることが多い長兄だが、暫らくぶりに電話での誕生祝を告げさせてもらった。▼四歳違いの85歳になった長兄であるが、小生にとっては父親的な存在で、樺太・サハリンから余市町に引き揚げてきてからの生活は、母・祖母と同等の立場で支えてもらってきたようなものでもあった。今回も、自分のことよりも退院後の小生のことを心配してくれ、長兄にエールを送ろう…と思って電話したのに、逆に励まされる結果となってしまった次第である。