ヘロンの噴水(ペットボトルバージョン)
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青少年のための科学の祭典 茨城大会2002 in東海 おもしろ実験 「不思議な噴水」
水が,もとある場所よりも高く上がる ???
不思議な「ヘロンの噴水(ふんすい)」


ヘロンがこの噴水を考えてから約2000年以上たった今
その理論をもとに
ペットボトルで再現してみました。

用意するもの

・炭酸用ペットボトル2本(図A・図B)
・ペットボトル(図C)これは何用でも良い
・ゴム栓3個(ペットボトルの口に合う大きさのもの)
・ガラス管(図参照)
・ゴム管1mを2本

制作手順
@3個のゴム栓にコルクボーラーで
  穴を2個ずつあける
次に
噴水の出口を細くしたい場合は,Bを先にやり
Aに進む

A3個のゴム栓にガラス管を図のようにさし
  AとBの間,CとBの間を
  ゴム管でつないでできあがり。(図参照)

B噴水の出口を細くする。(そのままでも良い)
  噴水の出口を細くしたい場合は,
  ガラス管を切る前に作る。
 【作り方】
  細くしたい場所が真ん中に来るように
  ガラス管を両手で持ち,細くしたい場所を
  ガスバーナー又はガスコンロであぶる。
  細くしたい場が赤くなったら(柔らかくなる)
  両手でガラス管を左右に引っ張ると,
  ガラス管が細く伸び毛細管ができあがる。
  後は適当な長さのところで切ればできあがり。
ガラス管を細くしない場合
 【ボールペンなどの先のプラスチックの部分を
  ガラス管の先に付けてもよい】

参考
ペットボトルの代わりにビンでも良い
ゴム栓の代わりにワインのコルクでも良い
使い方
ABのペットボトルに
図のような量で水を入れる
(必ず長い方のガラス管の先が
 水の中に入るように水を入れる)
Cのペットボトルに水を入れる。

CからBへのガラス管とゴム管の中を
Cからの水が通りBに入っていけば
噴水が出ます

BのペットボトルをAよりも低いところに
置けば置くほど,噴水は高く上がります。

右の写真では,Bのペットボトルは
机の左下にあります

水が遠くからも見えるように,
黒い紙をバックに置きました
噴水が
よく見えるように
バックに
黒い羅紗紙
を立てました。

思ったよりも高く上がるので(50cm以上)
Cのペットボトルは,写真のように
水を受けやすいように切りました。


色々なヘロンの噴水を試作し,説明をする
星野 昭 氏(工学博士)
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