ぎょしゃ(馭者)座 | |
学名:Auriga(略符Aur) |
|
2月上旬の宵ころ、真上を見上げると「将棋の駒」のような形をした五角形を見つかることができます。この五角形の星の並びが、ぎょしゃ(馭者)座を見つける目印になります。明るい星が形づくる簡単な図形なので、すぐに見つけられると思います。 ぎょしゃ座の北側に輝く1等星カペラは、ラテン語で『小さな雌山羊』という意味で、「大神ゼウスが幼いころに乳を与えて育てた雌山羊」といわれています。 『馭者』ってあまり耳にしない言葉ですが、『馬車に乗って馬を操って走らせる人』のことを言います。ぎょしゃ座のモデル?となった馭者とは・・・古代ギリシア・アテネの三代目の王、エリクトニオスの姿とされています。 ぎょしゃ座の五角形の南東付近に双眼鏡を向けると、同じ視野の中にM36、M37、M38という三つの散開星団が仲良く並んでいるのが見えます。私は“ぎょしゃ座の三兄弟”と勝手に名前を付けて呼んでいます。
|
|