ふたご(双子)座

学名:Gemini(略符Gem)
概略位置:赤経07h00m 赤緯:+22 面積:514平方度
20時に正中する時期:3月上旬 設定者:プトレマイオス

 2月下旬〜3月上旬に、頭の上近くで仲良くならんで輝いている2つの明るい星を見つける事ができます。この星が、ふたご座のα星カストルとβ星ポルックスです。カストルとポルックスは、それぞれの星が双子の少年の名をあらわしていて、ふたりの頭の位置に輝いています。

ギリシア神話では・・・カストル(兄)とポルックス(弟)は、スパルタのテュンダレオス王の后レーダと大神ゼウスとの間に生まれた双子の兄弟で、カストルは乗馬の名手、ポルックスは拳闘が得意でした。2人はとても仲が良くアルゴ船の遠征では大活躍をしました。
 しかし、カストルは戦争で死んでしまいました。カストルの死をなげき悲しんだポルックスは、自分も死のうとしましたが、不死身であったので死ぬことができません。ポルックスはゼウスにたのんで不死身をといてもらい、カストルと一緒にいられるように星座にしてもらいました。

 ふたご座流星群
 ふたご座に関係する天体現象として、忘れていけないのが『ふたご座流星群』です。
 ふたご座流星群は、毎年12月5〜20日頃にかけて見られる流星群で、14日前後に活動のピークをむかえます。活動のピーク時には、1時間あたり50以上もの流れ星を見る事ができます。

 

晴レル夜・星座録